赤ワインのアウトドア日記

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登山

室内でも-5℃!極寒の山小屋体験記(雲取山レポ2)

更新日:

赤ワインです。

記録的な大雪の影響で、本格的な雪山となった東京の最高峰「雲取山」。

FMヨコハマのアウトドア番組「The Burn」で結成されたザバーン登山部で
この雲取山に登りに来ました。

初日、コースタイムを大幅にオーバーして、
夕方に山小屋「奥多摩小屋」に到着した僕ら。
(※前回のレポートをご覧ください)

ここで一晩を過ごし、明日の夜明け前に出発し、
雲取山の山頂を目指します。

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寒すぎる山小屋泊

今回の登山部メンバーのうち、
ぼく赤ワイン、ザバーンディレクター辰巳、
歌って登れるシンガーソングハイカー加賀谷はつみちゃん、
Foxfireプロモーション担当の斉藤さんは、山小屋泊。

部長のOJIと、ザバーンDJ井手君はテント泊です。

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山小屋から少し歩いた見晴らしのいい場所にあるテント場は、
目の前に富士山が見える最高のロケーション。

…ですが、かなり寒そう。

日が沈んだら、外の気温は-10℃近くなり、
風が吹けばもっと寒いでしょう。

では、山小屋の中なら暖かいかと言えば…
そうでもなさそうです。

実は、先日の記録的な大雪の影響で、
薪が雪に埋もれてしまって薪ストーブが使えない!?
つい先日まで登山道が通れず孤立していたので石油ストーブ用の燃料も残り少ない?!
…ということで、山小屋の中でも、まさかの-5℃!!

室内でも息が白くなるほどです。

暖をとれるのは、豆炭のコタツだけってことで、
コタツに足を入れ、毛布に包まります。

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それでも寒いので、
フリース、インナーダウンの上にアウターのダウン、
さらにダウンパンツまで着込み、カイロも貼ります。

あとは、温かいご飯でも食べて温まるしかありません。

山小屋でのディナータイム

この奥多摩小屋は、「自炊小屋」なので、
自分たちで持ってきた食料でご飯を作って食べます。

ところが!!

ディナータイムを前に問題発生!!

なんと大雪の影響で、山小屋の水場が使えないとのこと…。

水がない…となると…
山小屋の周りにある雪をバーナーで溶かして、料理に使うしかありません。

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前回の登山ではOJIが全員分のすき焼きを作ってくれましたが、
今回は各自で用意することになっています。

…ということで、ここでみんなの食事を見せてもらいましょう!

突撃!隣の山ご飯

皆の山ご飯を見せてもらうと…
一番多かったのは、ラーメン派3人。

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はつみちゃん。

ちなみに食事中はコタツに入れないので、貴重な石油ストーブをつけてくれました。

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辰巳も…。

そして、井手くんは…

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省スペースでゴミも少ない詰め替え用のカップヌードルをコッヘルで調理。

続いてパスタ派2人。

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斉藤さんは、早茹でタイプのショートパスタに、
レトルトのソースをからませます。

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ソースは2種類用意して満足感アップ!

元イタリアンシェフという経歴も持つOJIは…

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やっぱりパスタ。

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チーズたっぷりのパスタのようです。

で、ぼく赤ワインはと言うと…

突撃!赤ワイン山ご飯

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セブンイレブンで売っているレトルトの「おでん」です!

OJIが言うには、「山でのご飯は、重いものほど美味しい」。

つまり、カップラーメンなど水分がない分、軽くなっているインスタントよりも
水分たっぷりのレトルトの方が美味しいのでは?

袋を見ると、545gと書いてあります。

山に持っていく1食分の重さとしては、かなり重い…。

でも、その分、おつゆが美味しくて、飲んだら芯から温まるはずです。

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さっそくコッヘルに移して温めます。

ちなみに、山小屋の中でも-5℃ということで、
低温に弱い(圧力が下がるため)ガスバーナーが使えるか心配だったのですが、
さすがSOTOのレギュレーター付きのバーナー「ST301」。

この寒さでも全く問題なく使えました。

しかも、僕は低温に強いSOTOのパワーガス(プロパンガス入り)を使っていたのですが、
普通のブタンガスのガス缶を使っていた井手くんとの火力の差は歴然でした。

防災用にカセットガスを用意している方も多いと思いますが、
寒い屋外では、普通のカセットガスでは火力が弱くなってしまいますので、
こういったパワーガスを備えておくことをお勧めします。

ただキャンプにはバッチリのこのバーナーやカセットガスも
山に持っていくには少し重いので、
加賀谷はつみちゃんが使っていたウィンドマスターが欲しくなっちゃいました。

特に限定カラーのブラックはかっこよすぎです。

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さてさて、おでんだけでは明日のパワーとなる炭水化物が少ないので、
ちゃんと白米も用意しました。

お湯を注いでフタをして15分で出来上がるアルファ化米です。

ただ、今回はちょっと工夫をしてみました。

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さんまの蒲焼の缶詰を汁ごとお湯と一緒に入れたのです。

これで、ご飯に味がしみ込んだ炊き込みご飯風になるはず!

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ほら見てください、このご飯の色!

甘辛い汁がご飯に染み込んで、非常に美味しくなりました!!

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おでんもあつあつで、湯気出まくり!!(笑)

思わずこの笑顔です。

重い思いをして持って来てよかった!

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その分ワインは軽量化で紙パックのものを持ってきました。

ホットワインにしていただきます!

さてさて、ほどよくお酒も飲んで眠くなったところで、8時には就寝。

何と言っても、山小屋のおじさんが言うには日の出は6時頃なので、
朝4時起床、4時30分出発の予定です。

ダウンをフル装備で蒲団に入り、足だけはコタツに入れて寝ます。

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草木も眠る丑三つ時…一人の男が現れて、僕らを起こしました。

「言い忘れたけど…水は蒲団の中に入れて寝ないと凍っちゃうよ!」

えー!!今?!もうとっくに凍っちゃってますから~!!

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