赤ワインのアウトドア日記

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深海バスターズ

深海から意外なものが釣れた!「深海バスターズ7」レポート

投稿日:

赤ワインです。

深海釣り探検隊「深海バスターズ」で、
ちょっと変わったのを釣り上げました!

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普通の釣りじゃ飽き足らない!深海で変わった生き物を釣りたい!

その一心で挑んでいるロマンあふれるプロジェクト
「深海バスターズ」のレポート第7弾です!

深海バスターズとは…

三浦半島の先端、城ケ島のすぐ南には、
水深1000mにもなる「東京海底谷」と言われる深海生物の楽園があり、
ゴブリンシャークの異名をもつミツクリザメを始め、
いろいろな深海ザメが棲んでいるという。

この東京海底谷で、
「古代魚や希少種、さらには新種の魚を釣ろう!」とチャレンジしているのが、
FMヨコハマのアウトドア番組「ザバーン」の企画「深海バスターズ」です。

番組の企画で、「100目釣り」、「200目釣り」にチャレンジするうちに
「もっとたくさんの魚と出会いたい!」と思うようになったDJ井手大介と僕が中心になって、
小網代の船宿「丸十丸」小菅船長の協力のもと、
まだ釣り人があまり手を出していない「東京海底谷」での釣りに挑んでいます。

これまで6回行ってきた深海バスターズでは、
古代種・希少種とまではいかないものの、
念願の深海ザメ「カラスザメ」「フトツノザメ」「ヘラツノザメ」を釣り上げました。

そのうちフトツノザメは、
2014年4月11日現在、京急油壺マリンパークで元気に飼育されています。

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※東京海底谷の場所、使用する道具、今までの釣果などは
コチラから過去のレポートをご覧ください。

深海バスターズ7回目の出撃!

7回目の出船は、4月10日(木)。

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前回6回目の深海バスターズで釣り上げたオキアナゴをエサにして、
深海ザメを狙いたいと思います。

いまだ続く事故の影響

今回は小菅船長があらたに情報入手した有力ポイントへと向かいます。

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実はこのポイントは、3月18日に起きた貨物船衝突事故のあった現場の近く。

現場に着くと…

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海面には油が浮き、石油の臭いがしていて、
今でも沈んだ船から燃料の重油が漏れ出ていることが分かります。(2014年4月10日現在)

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潮目には、石油が集まって固まっている部分も。

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海上保安庁の船や、民間の協力会社の船が作業を行っていますが、
いまだ収束には至っていないようです。

船体や釣り糸、竿やリールが油で汚れてしまうため
この周辺での釣りは難しそうです。

アタリが…ない

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油をさけつつ、釣りを開始しましたが…
潮がほとんど動かず、アタリもありません。

天候にも大きな影響を与えている「黒潮の蛇行」の影響で
東京海底谷のエリアの潮が動きにくくなっているのではないか?
…と、小菅船長は推測していました。

ポチが大活躍!深海から釣り上げたものは…

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アタリはイマイチ分からなかったものの、
巻き上げようとすると、竿が曲がり込み、かなり重くなりました。

引きがほとんどないことから、
省エネに徹して生活している深海ザメの可能性もあります。

電動リールは使わず、慎重に手巻きで巻いていきます。

他のメンバーが周りに集まってきて、僕の目の前の海面に注目する中、
仕掛けを引き上げると…

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なんと漁業用の「網」でした!!

それは重いはずです…。

普通の釣りならかなりガッカリする場面ですが、深海バスターズでは違います。

深海の未知の世界に挑む深海バスターズでは、
深海ザメなどの深海の魚に限らず、深海に棲む様々な生物なども
調査の対象としています。

そのために、丸十丸の小菅裕二船長が考案した通称「ポチ」。

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仕掛けを海底まで沈めるためのオモリに、イカを釣るルアーをつけ、
そのハリで、深海の海底から生物などを採取しようという作戦です。

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この作戦で深海から回収できたこの網には、
いろいろな深海生物が付着している可能性があります。

さっそく東京大学三崎臨界実験所に研究材料として提供させていただきました。

この日は、魚はなかなか釣れないものの、ポチはしっかり活躍してくれて…

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井手くんは、こんなものも釣り上げました。

ちなみに危険な生物もいるので、むやみに触ってはいけませんよ。

深海の美味しい魚もゲット!

実は、今回の深海バスターズには、
ゲスト参加してくれた方が2名いまして、
「深海バスターズ」レギュラーメンバーの井手大介&赤ワインが苦戦する中、
ゲスト参加のメンバーにはポツポツ魚がかかりました。

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深海釣りの人気対象魚「アコウダイ」。

50cmはあろうかという立派なサイズが釣れました。

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ランダムに並んだ縦長のウロコの模様が特徴的な深海魚イラコアナゴ。

マアナゴに比べて安値で手に入ることからマアナゴの代用品として使われています。

天ぷらなどにして美味しいようです。

今回の深海バスターズで釣れたのはゲストの2名のみ。

僕や井手大介はボウズで終わってしまいましたが、
今後もお宝発見を目指して、深海調査に向かいたいと思います!

お楽しみに!

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