赤ワインです。
日本百名山「那須岳」の朝日岳で、
高山植物の魅力にハマりました!
FMヨコハマのアウトドア番組「The Burn」で結成された
「ザバーン登山部」。
今回ザバーン登山部が登るのは日本百名山の1つ那須岳。
1日目に那須岳の主峰「茶臼岳」(1915m)に登って…
さらに奥地にある秘湯「三斗小屋温泉」へ。
ここで一泊して、
2日目は朝日岳に登ってから下山します。
今回のメンバーは、写真左から…
登山部広報担当のシンガーソングハイカー加賀谷はつみ、
登山部マネージャーでザバーンディレクターの辰巳、
登山部部長で音岳家のOJI、
ぼく赤ワイン 、
ザバーンDJ井手大介の5人。
茶臼岳に登頂し、雨の降る中、三斗小屋温泉に到着。
(※詳しくは、那須岳レポート第一弾を)
「秘湯」というのにふさわしい三斗小屋温泉の露天風呂を満喫し…
それぞれ作ったご飯を皆で分けて食べながら、乾杯し、
翌朝に備えて早めに就寝しました。
(※詳しくは、那須岳レポート第二弾を)
三斗小屋温泉のテント場で迎える朝です。
山の朝は早いです。
4時過ぎには、目覚まし部長の加賀谷はつみちゃんが
起こしてくれました。
それぞれサクッと朝ごはんを食べ、
モーニングコーヒーを飲み、
テントを撤収して…
朝5時の出発予定が、実際に出発したのは5:40。
まぁ、ザバーン登山部はいつもそんな感じです。
でも、今日もお昼前11時頃から雷雨になる予報なので
あまりゆっくりはしていられません。
今日は、峰の茶屋跡避難小屋まで戻り、
そこから、那須連峰の1つ朝日岳(1896m)に登ります。
荒々しい岩肌の様相を見せることから
「ニセ穂高」の異名を持つ朝日岳、いったいどんな山なんでしょうか。
朝日岳を目指し出発
来る時はまるでゲリラ豪雨のようなどしゃ降りに見舞われて、
ぬかるみ、水たまりができていた道。
実はこんなに歩きやすい道だったんですね。
来る時はゆっくり見ることができなかった景色も、
楽しみながら歩きます。
最初は平たんな道が続きますが、
登り始めると景色が開けてきます。
1時間半ほど歩いて峰の茶屋跡避難小屋に到着。
実は、この場所、風の通り道になっていて、
朝夕は特に強い風が吹くそうなんです。
帽子を飛ばされないように気をつけましょう。
昨日はこの場所を経由して、茶臼岳に登りましたが、
今日は朝日岳を目指します。
朝日岳に向けて登り始めると、茶臼岳の山頂が綺麗に見えてきます。
朝日岳へのルートは茶臼岳とは違って、かなりアスレチック。
初級者でも登りやすいこんな鎖場や…
すぐ横は崖…という場所も歩きます。
茶臼岳に比べると、歩いていて飽きないコースです。
途中、休憩していると地元の女性ハイカー2人組が、
バナナを分けてくれました。
マウンテンバナナ、最高にウマイっす!
高山植物が豊富
足元を見ると、高山植物も豊富です。
僕が高山植物に興味を持って、
たびたび足を止めて見ていたら、
OJIがこんなことを教えてくれました。
「高山植物は1日に2種類までしか覚えられないらしいよ」
OJIが山小屋の人から聞いた話だそうです。
どういう意味合いがあるのかはよく分かりませんが、
たしかにあまり多くのものに気をとられてしまうと
結局すべて印象に残らなくなってしまう気はします。
…なので、今回ぼくはこの2種類を覚えることにしました。
1つは、今回最もよく見かけた高山植物のオンタデ。
あの「蓼食う虫も好き好き」のタデの仲間ですね。
もう1つは、マルバシモツケです。
漢字で書くと「丸葉下野」。
下野の国は、今の栃木県ですから、
この地にゆかりのある植物なんでしょうね。
他にも…
こんな花が見られました。
高山植物は、どれも花が可憐ですよね。
加賀谷はつみちゃんが言っていました。
厳しい環境に耐えながら、
小さくも綺麗な花を咲かせるその姿には勇気をもらう、と。
本当にその通りだと思います。
この辺りは9月に来るとリンドウの花がとても綺麗だそうです。
時期によって違う姿を見せてくれる山…素敵ですよね。
山頂へ!!
そして、スタートから2時間20分。
朝8時に朝日岳山頂に到着!!
きっと晴れていれば素晴らしい景色が望めると思うんですが…
今日も曇り模様。
でも雲海が見えて、これはこれで幻想的です。
そして、山頂でも足元を見ると…
岩の隙間からマルバシモツケが花を覗かせています。
たくましく育っていますね。
今回登った那須岳の茶臼岳、朝日岳…
体力に自信のない人にも登りやすい山で、
森林限界を超え、噴煙や高山植物、アスレチックな登山…
見どころや楽しみも多くて非常にお勧めです!!
また天気のいい日や、
9月のリンドウの季節、10月上旬の紅葉の季節にも登って、
ゆっくり温泉に浸かってみたい…そう思いました。