絶滅危惧種のギバチを横浜市内の住宅街で釣る!| 赤ワインのアウトドア日記

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絶滅危惧種のギバチを横浜市内の住宅街で釣る!

公開日: : 多目釣り(釣行記)

赤ワインです。

横浜市内の住宅地で絶滅危惧種のギバチを釣りました!

IMGP9383

ギバチってどんな魚?

ギバチは、清流の上流から中流の岩や石にひそむナマズの仲間。

神奈川県、富山県より北の本州に棲む日本固有種で、
お髭が口の上下に2対ずつ8本あるのが特徴です。

IMGP9378

東日本の清流を代表する魚として、
昔は普通に見られたそうですが、
最近ではめっきり個体数、生息地を減らしていて、
絶滅危惧種となっています。

絶滅危惧種としては、今年ニホンウナギが話題になりましたね。

環境省のレッドリストのカテゴリーでは、
ギバチよりもニホンウナギの方が、
より絶滅に近いカテゴリーに分類されています。

(※絶滅する危険性 ニホンウナギ>ギバチ)

確かにニホンウナギはこのままのペースで漁獲が続けられれば
絶滅の危険性が非常に高いです。

ただ僕が釣りをしていて感じる「釣り人としての印象」では違います。

ニホンウナギは、多摩川を始め関東のいろいろな川で普通に釣れますが、
ギバチは、関東地方の河川ではなかなか釣れることがありません。

(※釣り人目線でのレア度 ギバチ>ニホンウナギ)

清流を好むギバチは、
水質汚染や餌となる水生昆虫の減少の影響を受けて、
個体数、生息地を減らしていて、
釣れる場所はかなり限られてしまっています。

ウナギは、稚魚の乱獲などがなくなれば回復の余地はありますが、
ギバチの場合、住める場所自体が減ってきてしまっているということです。

そんなギバチが横浜市内のある川で釣れたという情報が、
釣り仲間の高校生アングラー西野勇馬くんから届きました。

清流を好み、どんどん住処がなくなっているギバチが、
横浜市内にまだいるのであれば、こんなに嬉しいことはありません。

実際に釣って確かめるべく、某川へと行ってきました。

ギバチがいる川は…

西野勇馬くんの案内で向かったのは、横浜市内の住宅街を流れる川。

ここで釣りをする人は珍しいのか、
近所の方によく声をかけられます。

「何を釣ってるんですか?」

「ギバチという魚を狙っているんです。」

「ギバチって何ですか?大きなウナギを釣ってる人はたまに見ますよ。」

ギバチは既に人々の記憶からも忘れられているんでしょうか?

もしこの川でギバチが釣れるなら、
ギバチが住める環境を誇りに思ってもらいたいし、
ぜひその環境を守ってもらいたい。

僕はそう思います。

ちなみに、この川、
多くの都市河川と同じように、過去には生活排水による汚染が進み、
川の生物の命を脅かしたこともあるそうですが、
90年代から水質が回復し、
今ではアユも遡上するようになったそうです。

都市河川と言うと、コンクリートで囲まれた三面護岸が多いですが、
この川は、「低水路」と呼ばれる自然を尊重した改修になっていて、
コンクリートの二面護岸によって一段低くなった内側は、
川の脇にしっかり緑が広がっています。

アユなどの魚が遡上しやすいような設計もされているそうです。

この川に絶滅危惧種のギバチがいるのか、生態調査です。

ギバチを釣る!

エサのミミズをつけた仕掛けを、
ギバチのいそうな石の近くに投げ入れしばらく待つと…

IMGP9383

いきなり釣れました!

IMGP9379

お髭が8本!

念願のギバチ!ギバちゃんです!

思ったよりも簡単に釣れちゃいました!

大きさは、10cmちょっと。

見た目は、海にいるナマズの仲間「ゴンズイ」に似ています。

もしかしてゴンズイと同じように胸ビレ、背ビレに毒があったりして…

そう思った瞬間、ビビビっと来ました。

もう松田聖子ばりに…ギバチを持った手に電気が走りました。

そうです、ギバチの胸ビレが少し手に刺さったのです。

それに気づいた瞬間、刺された場所が痛み出しました。

やっぱりギバチのヒレには毒があったのです。

まだ小さいギバチだったからか、
手が赤く腫れたりはしませんでしたが、
5分くらい痛みが続きました。

皆さんは、ギバチを釣っても
嬉しさのあまり手で持ったりはせず、
優しくリリースしてあげてください!

結局この日は、2時間ほどで2匹のギバチを釣りました。

もちろん釣ったギバチはリリース。

横浜市内の住宅街で出会えた絶滅危惧種のギバチが
僕にとって通算246目めの釣魚となりました。

多目釣りのカウント方法を変えます

そして、このギバチを釣ったことをきっかけに、
僕の他目釣りで、釣った魚の種類のカウント方法を変えることにしました。

今まではとにかく種類を増やしたくて、
釣り堀や管理釣り場などで釣った魚もカウントしていました。

ですが、この他目釣りの本来の目的
「身の回りの自然にこれだけたくさんの魚がいることを知ってもらいたい」
ここに立ち返って、自然の中で釣った魚だけをカウントすることにします。

それにともなって、ニジマス、タナゴ、金魚など、
管理釣り場でしか釣っていなかった9目が減って、237目となりました。

これからも他目釣りでいろいろな魚と出会って、
このブログでも紹介していきたいと思います!

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  • アウトドア遊び人「赤ワイン」として
    アウトドア雑誌やWEBの編集・ライター・フォトグラファー、
    アウトドアイベントのプロデュースを手掛ける。
    FMラジオのディレクターとして
    FMヨコハマのアウトドア番組「The Burn」を
    立ち上げから9年半担当し、アウトドア業界に転身。
    得意ジャンルは、釣り、キャンプ、登山、アウトドア料理。
    多目釣りで今までに240種以上を釣り上げ
    アウトドア雑誌GARVYにて「旬魚大全」連載中。

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