赤ワインです。
放浪のフライフィッシャー残間正之さんに連れて行ってもらった北海道フライツアー。
自然渓流で初めてイワナを釣った後は、「巨大ニジマスとのリールファイトをぜひ味わってもらいたい!」と、管理釣り場「ビッグファイト松本」に連れて行ってくれました。
本当に管理釣り場なの?ビッグファイト松本のすごいところ
この「ビッグファイト松本」は、北海道伊達市、尻別川上流域に広がる大自然生かした、ルアーフライ専用のポンド型管理釣り場。
ご主人がユンボが趣味で、森に囲まれた敷地に大きな池を7つも作っちゃったという場所なんですが、北海道だけあって、まぁ規模が大きい。関東の管理釣り場しか行ったことがない僕からしたら、「これが本当に管理釣り場なの?」という規模です。
森、エリアポンド各所に湧水があるので、水質は抜群。水温も安定していて、ニジマスが上流にのぼって産卵もするそうで、自然繁殖のサイクルができているんです。
この場所でニジマスが産卵して、育っているので、今ではほとんど放流はしていないんだとか。
しかも、ここで育ったニジマスは、プールや狭い池で育つ養殖のニジマスとは違って、魚体が美しく、ヒレピン!(養殖ニジマスの場合は、尾びれがすれて丸くなってしまいヒレピンではない)
もちろん引きもパワフル。60センチクラスがゾロゾロ、大きいものでは90センチまで育っているスーパーレインボーもいるそうです。
魚たちによって折られたロッドが、分かっているだけで200本以上というのが、ここの魚たちのパワーを物語っています。
さぁ、そんな場所で僕は大きなニジマスを釣り上げられるのでしょうか?
まずはジンギスカンでランチ
午前中は渓流を楽しんで、ここに着いたときには既にランチタイムだったので、釣りの前にまずは腹ごしらえ。
北海道在住の残間さんが煮込みスタイルのジンギスカンを作ってくれました。
北海道の人は本当にジンギスカンが好きで、アウトドアはもちろん、自宅のガレージでもジンギスカンをするそうです。
煮込みジンギスカンのシメにはうどんを入れても美味しいんだとか。
残間さん、美味しいジンギスカン、ごちそうさまでした。
さぁ、腹ごしらえが終わったら、いざニジマスと勝負!
デカいニジマスを狙い釣りスタート
釣りを始める前に、まずビッグファイト松本の名物ママから情報を仕入れます。この方がとても面白い方でいろいろ親切にアドバイスをしてくれます。
ビッグファイト松本では、水生昆虫のハッチが多いので、ドライフライ(水面に浮く毛ばり。食べるところが見られるのでエキサイティング)で狙えるのも魅力の一つ。特にこれから7月のセミシーズンは面白いそうです。
僕は、ドライフライのエルクヘアカディスを選びました。
デカニジマスを釣るぞ!ってことで、さっそく釣り始めたんですが、逆風でフライを上手くキャストすることができません。それを見たスタッフ(ママの息子さん)がそういう時にどんなキャストをすればいいのか教えてくれました。
すると…
きたー!と思ったら10センチのお子ちゃまニジマス。ここで生まれ育ったニジマスなんでしょう。とても綺麗です。
面白いのはこの小さなニジマスがかかると、こいつを食べようと、大きなニジマスが追いかけてくるんです。そいつを釣りたい!!
でも、釣れるのは小さなニジマスばかり。大きなニジマスはフライに寄っては来るんですが、見切られてプイッとされちゃうんです。
どうやらリーダー・ティペットが太くて見破られている模様。
それならばと、細くすると30センチ前後のレギュラーサイズのニジマスが釣れ始めました。
そして、今度は、ボゴボゴという低い音とともにパワーのある引き。これはデカい!慎重にやり取りしなくては。…と思った瞬間、引き込まれ、ラインが切れてしまいました。
たぶん90センチはあった!!笑 それは大げさだけど60センチはあったかも!?
結局この日は、ここでタイムオーバー。残念ながらリールファイトを楽しむことはできませんでしたが、ここでもまた自分の未熟さを実感することができ、次回への目標ができました。
絶対またビッグファイト松本に来て、デカいニジマスを釣るぞ!