赤ワインです。
生き物の世界は本当に面白い!特に深海魚は、深海だけにとても奥深い!
その面白さを伝えたい!という同志(…と勝手に僕は思っている)平坂寛さん。
平坂さんは、ニフティが運営するデイリーポータルZのライターとしてお馴染みで、「クモの巣で網を作って魚がすくえるか?」とか、面白おかしく生き物の魅力を伝えているライターです。ふざけているわけではなくて、本人いたってマジメです。
最近では、平坂さんが釣ったこの知床の怪物オオカミウオ(僕もいつかは釣りたい!)の写真が、海外のメディアやSNSを通じて間違った情報と共に広がるという騒動もありました。(詳しくはこちらを参照ください)
そんな平坂さんの新刊が、『深海魚のレシピ 釣って、拾って、食ってみた』。
僕は釣りを通して深海の未知の生物と出会いたくて、「深海バスターズ」を企画しています。釣れる深海魚の中には、キンメダイ、ムツ、アカムツ(ノドグロ)など美味しい魚が多いんですが、中には、へんてこな魚もけっこういて、どうやって食べたらいいの?という魚も多いんです。そんな魚を食べているのが平坂さん。まさに、深海魚を五感で感じようと体を張っている男です。
例えば、釣り人の間では「5切れまでしか食べちゃいけない魚」として有名な深海魚バラムツ(写真)やアブラソコムツ。食品衛生法で販売が禁止されているので、食べたければ自分で釣って自己責任で食べるしかありません。そして、5切れ以上食べたらどうなってしまうのか?それは平坂さんが身を以て体験して、恥を捨てて、本に書いていますのでぜひ読んでみてください。
さらに資源枯渇が叫ばれるマグロと見分けがつかないほどそっくりな味の深海魚がいるんですが、その魚とは?!
ちなみに、平坂さんは僕ら「深海バスターズ」と一緒に釣りに行ったこともあるんですが……実は、狙った魚が釣れないことが多いんです(笑)この本を読んでいても、狙った魚を釣ったのは平坂さんじゃなくて、一緒に行った仲間だったり、漁師の方に分けてもらったりしています(笑)釣果に恵まれなくても、仲間に恵まれる。素晴らしいことじゃないですか!
このブログを読んでくれているアナタも、ぜひこの本を読んで、ぼくらと深海の世界の仲間になりましょう!