赤ワインです。
毎年毎年、このシーズンを楽しみにしている「ホタルイカすくい」。
今年もホタルイカが海岸にやってくる季節になったので、富山まで行っていました!
メンバーはいつも一緒に行っているFMヨコハマ「The Burn」のDJ井手くんと、アウトドアデイジャパン実行委員長の沖田さんです。
ホタルイカすくいとは…
富山湾の水深約200〜600mの深海に生息しているホタルイカ。毎年3月から5月にかけて、夜になると産卵のため海岸近くまで大群となって押し寄せ、ビーチで簡単にホタルイカを「すくう」ことができるんです。海岸へと打ち上げられたときに、青白い光を放つ現象「ホタルイカの身投げ」も有名ですよね。
(※詳しくは、過去の記事をご覧ください)
このホタルイカすくいが楽しくて、美味しいのでハマってしまい、毎年富山まで遊びに行っています。
ホタルイカが海岸にやってくる可能性が高いのは、「3月~5月の新月前後で、深夜から未明にかけて満潮になる日」ということなので、今年はシーズン終盤の5月27日に行ってみました!
例年より遅めですが、果たしてホタルイカは現れるのか?
ホタルイカは現れる!?
…というわけで、東京から車で6時間、富山へと向かいました。
目指すはいつもの「浜黒崎キャンプ場」(富山市)。キャンプ場の目の前には砂浜が広がり、海の向こうに立山連峰の景観が広がる景勝地です。
過去2年はこの場所でホタルイカに出会えていますが、今年はどうなんでしょうか?
テントを設営して、地元の美味しい回転寿司「きときと寿司」で舌鼓を打ったら、ビーチで拾った流木で焚火をしながら、ホタルイカを待ちます。
1時間おきにビーチを歩いて、波打ち際をライトで照らしホタルイカチェック。
10時…気配なし。
11時…気配なし。
12時…気配なし。
…。
例年だとだいたい12時くらいに現れるんですが……いやな予感がします。
実は、夕方に地元の上州屋に行ってみたところ、いつもは入り口にどーんとあるホタルイカ特設コーナーがない!?
これはおかしいと思い、店員さんに話を聞いたところ、「GWを最後にホタルイカを見ていない…」という衝撃的な情報が!
もしやシーズン終了?
もうホタルイカは来年まで来ないのか!?
いやいや、これは聞かなかったことにして、ホタルイカ探しのテンションを保たなくては…。
ぼくらのモチベーションを少しでも上げてくれるいい情報はないかと、ビーチで釣りをしている人や、ホタルイカを探しに来た人に聞いてみると「先週にホタルイカが大量に現れた」という情報もチラホラ…。
どっちを信じるかと言えば、やっぱりいい話を信じたいところ。
流木を燃やして、雨乞いならぬ「イカ乞い」しながら待ちます。
イカ来い~イカ来い~♪
さて、再びビーチまで歩いてイカチェック。
だんだん眠くなってきた深夜1時…気配なし。
目が半分閉じてる午前2時…気配なし。
はい、もう諦めました。
2017、ホタルイカシーズン、ここに終了宣言です!
富山の食材を堪能
翌朝、横川のパーキングエリアで食べた釜飯の釜を使ってアヒージョを作りました。
もちろんホタルイカをアヒージョにして食べようと思って準備していたんですが…「もしかしたらホタルイカが現れないかも!?」と思って、スーパーで買っておいたシロエビをアヒージョに。
これはこれで間違いなく美味しいんですが…これじゃないんだよ!
「今年はホタルイカがすくえなかった…」そんな消化不良感を胸にキャンプ場を後にして向かったのは、魚津市の「海の駅 蜃気楼」。
ホタルイカの素干し(めちゃくちゃお酒が進む最高のつまみ)をお土産に買って帰ろうと思って寄ったんですが…なにやら賑やかにお祭りを開催中。
屋台が並ぶなか、いろいろのぞいてみると、「ホタルイカすくい」の文字が!!
なんと金魚すくいならぬ「ホタルイカすくい」をやっているではありませんか!!
ビーチでホタルイカをすくえなかった僕らですが…
なんとか水槽でホタルイカをすくって…
すくったホタルイカは…
その場でボイルしてもらって…
美味しくいただきました!
なんという「オチ」でしょうか…。こんな偶然の出会いがあるから旅は面白いですね。
その後、再び「きときと寿司」に寄って、ここでもホタルイカを食べて富山の旅を締めくくりました。
来年はもっと早く行って、水槽の中じゃなくてビーチでたっくさんすくうぞ!!!