赤ワインです。
最初にお断りしておきます。
今日のブログは、魚のマニアックな話題です(笑)
釣りでどれだけたくさんの魚と出会えるのか
「他目釣りチャレンジ」を続けている僕ですが、
2013年10月26日現在216目まで増やしました。
このチャレンジで重要なのが、
「目(もく)判定」=魚の種類の判定。
素人が図鑑で調べてもなかなか分からない魚もいるし、
例えばフナのようにお馴染みの魚でも、
キンブナなのかギンブナなのか
素人には判別しにくい魚もたくさんいるんです。
例えば、このトウゴロウイワシ。
イワシという名前ですが、イワシの仲間ではなく
トウゴロウイワシ目トウゴロウイワシ科ギンイソイワシ属の魚で
どちらかといえばボラの方が近縁になります。
同じギンイソイワシ属の「ギンイソイワシ」という魚とそっくりで、
この2種を見分けるには、「肛門」がポイントになります。
肛門の位置をチェックして、
肛門が腹ビレよりも後ろにあるのがギンイソイワシで
肛門が腹ビレの長さの中間にあるのがトウゴロウイワシ。
釣り場で、釣った魚の肛門をチェックしている時は、
かなり怪しい姿だとは思いますが…
これも目判定には重要なことなんです。
こんな判定の知識を教えてくれたり、
実際に僕が釣った魚の目判定をしてくれているのは、
テレビチャンピオンの魚通選手権で、
サカナくんが殿堂入りした後の大会で決勝で惜しくも敗れた
西野敬さん、通称「西野博士」。
JGFAという釣りの日本記録を管理する団体で
魚の判定員もしている方です。
そんな西野博士から
僕にとって、とても悲しいお知らせが届きました。
僕が既に釣っている魚で…
ホシナシムラソイ(2012年3月15日 八景島周辺)と
ムラソイ(2013年3月10日 真鶴)がいます。
「ムラソイとホシナシムラソイは、
同じ種類だという研究もあるくらいで
判定が難しいんですよ」
と、西野博士に言われながらも、
しっかり判定してもらいました。
ところが!!なんと!!
今年、ムラソイの分類学的再検討が行われて、
ホシナシムラソイとムラソイは、
同種であるという結論になったそうなんです。
つまり2目にカウントしていた僕は、
1目減ってしまったんです…
ムラソイと言えば、港のテトラなどで比較的よく釣れる身近な魚。
こんな身近にいる魚でも、
まだまだ分かっていないことがたくさんあるんですね。
ですが、続いて嬉しいお知らせもありました。
今度は、クロサバフグとシロサバフグ。
この2種類は、外見はとても似ていますが、
尾びれをしっかり開いた状態で写真を撮っていれば、
尾びれの形で判定できます。
が、この写真では、開き方が不十分。
僕は既にクロサバフグを釣っているので、
シロサバフグを釣れば目追加となります。
西野博士に判定をお願いしたところ、
僕が既に釣っている「クロサバフグ」ではないか…
という判定でしたが…
さらに他の部分も細かく図鑑と照らし合わせてみた結果、
「シロサバフグ」と判定が出ました!!
これでシロサバフグが1目増えたので、
結果的には目数は変わらず216目となりました。
そして、実は…
また釣りに行って、目を増やしましたので、
後日ブログでレポートしたいと思います!