赤ワインです。
「はんごうすいさん」って漢字で書けますか?
僕は書けませんが、「飯盒炊爨」と書くそうです。
「爨」は「爨ぐ(かしぐ)」という字で、
ご飯を炊くという意味があるんだとか。
とあるサイトには、キャンプの三大要素として、
1.テント張り
2.火おこし、
3.飯盒炊爨…と書いてありました。
住み家と食事を確保することが一番大切だから…とのこと。
飯盒じゃなくてもいいんじゃない?というツッコミも多々ありそうです。
ちなみに、ぼく赤ワインなら、テント、火起こし、ダッチオーブン…としているかも。
キャンプデビュー、次なる試練は?!
それはそうと、西丹沢の大滝キャンプ場へ
辰巳君(FMヨコハマ「ザバーン」新ディレクター)のキャンプデビューを兼ねた
紅葉狩りキャンプへと出かけた僕とDJの井手くん。
なんとか初めてのテント設営を終えた辰巳君ですが、
彼に与えられた試練は、これだけでは終わりません。。
そうです。
先ほどの「キャンプの三大要素」を制覇するため、
次の試練は、火起こしと飯盒炊爨なんです!
この3つをマスターすればキャンプで頼れる存在になれるはずです。
焚火の火を起こす
第1の課題「火起こし」のために、
辰巳君に与えられたアイテムは、ライターと薪のみ。
着火剤や燃えやすい紙などはありません。
あとは自分で工夫して、なんとかして焚火を起こし、
その火で、飯盒を使って、栗ご飯を作るという課題です。
「焚火の薪の組み方は、ガルヴィの特集で見てきたからバッチリ」
…だという辰巳君。
自分が思っているように上手くいくのでしょうか?
まずは、キャンプ場内で小枝や落ち葉を拾い集めました。
…が、集めた枝や落ち葉は湿っていて、
なかなか火が安定しなくて、薪に燃え移りません。
しかも、薪を三角錐型に組んだんですが、
立体的に組み過ぎてしまい、
中に入っている燃えやすい落ち葉や枝との隙間がスカスカ。
これでは、燃え移りませんね。
それを見かねた、ぼく赤ワイン。
薪をもう少し低めに組み直し、
さりげなく、燃えやすい薪(杉の皮つき板)も混ぜました。
そして、火力の強いSOTOのバーナー「フィールドチャッカー」を
辰巳君に貸し、
このバーナーの火力を得て、辰巳君は、なんとか焚火をおこすことに成功!
いい道具を持っている人に借りるというのもアウトドアのスキル?!
まぁ、とにかく無事?第1の課題はクリアしました。
ちなみにザバーンDJの井手君は、
同じ状況で、薪を削ってササクレを作り、
燃えやすくしたところで火をおこしたそうです。
いよいよ飯盒炊爨!!
続いての課題は、起こした焚火でご飯を炊く「飯盒炊爨」。
今回は栗ご飯を炊きます。
…と言っても、スーパーで入れて炊くだけの「栗ご飯のもと」を買ってきたので
作るのは簡単。
焚火の火を安定させながら、飯盒さえ正しく使えれば、美味しくできるはずです。
飯盒は、ぼく自身も、使うのは小学生以来。
「はじめチョロチョロ、中パッパ」という言葉は覚えていますが、
その意味するところは、全く覚えていません。
それでも、これまでアウトドアで、
ダッチオーブンやお釜を使ってご飯を炊いた経験から、
沸騰するまでは強火、沸騰したら火を弱めて炊くことは知っています。
辰巳君も「はじめチョロチョロ、中パッパ」という言葉は知っていたものの、
その意味は覚えていなかったようで、
スマホを駆使して、その場でネットで調べ始めました。
そして、どんなサイトを見たのか、
「沸騰するまでは弱火、沸騰したら強火」と
全く逆のことを言いだしました…。
これは…大丈夫かな?美味しくできるかな?
火加減を調節しながら、弱火で炊き始めた辰巳君に対して、
僕や井手くんからアドバイスが飛びます。
「沸騰するまでは、強火の方がいいよ! …まぁ、好きにすればいいけどね!」
アドバイスした後には必ず一言。
「まぁ、好きにすればいいけどね!」
キャンプデビューだから、まずは自分の好きにやってもらって
それで成功したら嬉しさも大きいし、
もし失敗しても、失敗からも学ぶことも大きい…
でも!!アウトドアの先輩として、お節介なアドバイスもしたい…
しかも、美味く炊けたご飯も食べたい…
そんな複雑な気持ちが入り混じった「まぁ、好きにすればいいけどね!」。
このキャンプでちょっと流行った言葉でした。
「強火にするには、もっと薪を入れたほうがいいよ! …まぁ、好きにすればいいけどね!」
好きにすればいいって言いながら、もう薪を足してますけど!!(笑)
そんな僕らのお節介のせいか、辰巳君のがんばりか、
美味しい栗ご飯も無事炊けまして、
辰巳君のキャンプデビュー、大成功です!!!
こんなうるさい先輩たちに囲まれて、
「キャンプってもっと自由なものじゃないの?」と思ったかもしれない辰巳君。
キャンプは自由なものですが、先輩はうるさいものなのです!
さて…次は辰巳君に何をやらせてみましょうか?!
まぁ、好きにすればいいけどね!