赤ワインのアウトドア日記

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登山

雪山に登りたい!東京都最高峰「雲取山」

更新日:

赤ワインです。

東京に-10℃、パウダースノーの山があったんです!

FMヨコハマのアウトドア番組「The Burn」の
メンバーが中心になって結成された「ザバーン登山部」のメンバーで、
雪山登山に行ってきましたよ。

向かったのは、東京都の最高峰、The Top Of TOKYO!
「雲取山」です。

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雪の雲取山

雲取山は、東京都・埼玉県・山梨県の境界にある標高2017mの山。

日本百名山の1つなので、今でも十分に人気の山ですが、
標高にちなんで、3年後の2017年には、登山客がどっと増えそうな予感です。

ちなみに、雲取山がある奥多摩・秩父エリアでは、
あの記録的な大雪の影響で、道路の通行止めなどが続いていました。

僕らが泊まる予定の山小屋も、
登山道が深い雪に閉ざされてしまい、
孤立状態が続いていたそうです。

登山前日に山小屋に確認したところ、
登山道もようやく登れるようになったとのこと。

登れるようになったと言っても、
積雪はまだ140cmも残っているそうなので、
アイゼン、防寒対策などなど、万全の態勢で登ります。

登山ルート

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僕らザバーン登山部が登るのは、
奥多摩湖の湖畔にある鴨沢バス停(JR青梅線「奥多摩駅」からバスで40分)から
5時間ほどかけて雲取山を登る「鴨沢ルート」です。

1日目は、七ッ石山山頂を経て、奥多摩小屋(標高1750m)に宿泊。

2日目の夜明け前に山小屋を出発して、雲取山山頂を目指します。

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ここが、スタート地点の鴨沢バス停。

バス停の横には、キレイなトイレもあります。

今回のメンバーは、左から…
赤ワイン、歌って登れるシンガーソングハイカー加賀谷はつみちゃん、
ザバーンディレクター辰巳、ザバーンDJ井手大介、山楽家OJI、
そして、この写真を撮ってくれたFoxfire宣伝担当斉藤さんです。

バス停をスタートすると…

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奥多摩湖を横目に、舗装された道を登り…

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すぐに林道へ。

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林道に入るとすぐに積雪があり、
アイゼン(雪や氷で滑らないように靴につける鉄の爪)を装着。

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一度、道路に出てから登山口に入ると、
杉林の中の単調な登りが、ずっーーーーと続きます。

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緩やかな登りが続くなら、楽な登山になるのではないか?

そう思って登り始めましたが、どうやらそれは思い違いだということが、
この後、だんだんと分かってきます。

恒例の行動食チェック

単調な林道が続いて、開けて景色が良くなる場所もほとんどないとなると、
やっぱり楽しみは休憩と、行動食と言う名の「おやつ」になります。

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…というわけで、恒例の行動食チェック!

まず、今回、登山部初参加の加賀谷はつみちゃんが、
自分のお気に入りの行動食をジップロックに入れて持って来て、
メンバー全員分配ってくれました。

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チョコレートがかかったポテチ、柿の種、カボチャチップス…などなど
甘いものと塩辛いものが一緒に採れるセレクト。

特に、栃木にあるお気に入りのお店で買ったというラスクが絶品!

はつみちゃん、ありがとう!!

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ディレクターの辰巳は、広島名産の「もみじまんじゅう」。

山で食べる餡子は本当に癒されるんですよね!

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ぼくは定番のチョコレートですが、なぜか今回はアンパンマン。

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OJIも定番のアーモンドチョコレート。

同じチョコレートでもFoxfireの斉藤さんは…

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駄菓子の定番「ブラックサンダー」でした。

歩いても歩いても…

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さて、緩やかな登り坂が続く登山道ですが、
ザバーン登山部の足取りは重くなってきました…。

登山を始めたばかりの僕らは、
1日中歩き続けるだけでも大変なのに、
足元は雪で、慣れないアイゼンも履いています。

食料や防寒具が多いので荷物も重くて、
特に、初めて山でのテンパク=テント泊を計画している井手君は、
テント、シュラフ、マット、防寒着などで、
僕よりも5kg以上重い荷物を背負っています。

しかも、景色にあまり変化がないので、
「歩いても歩いても進まない…」という気持ちにもなってしまいます。

仕事でも同じような気持ちになることありますよね。

「この作業いつになったら終わるんだろう?終わりはあるんだろうか?」

そんな時のためのメンタルトレーニングだと思って、がんばって登ります。

七ッ石山を越え…

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予定していた時間よりもどんどん遅れ、
昼食をとる予定だった「七ッ石小屋」に着いた時には、
すでに午後2時を回っていました。

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今まで景色の変化もあまりない林道を歩いてきたので、
七ッ石小屋からの景色が、僕らのテンションをあげてくれました!

写真では分かりにくいですが、富士山も見えています。

この七ッ石小屋をこえると、
今までのダラダラした登りから一転して、変化が出てきます。

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急な坂道を登って…

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石尾根の稜線へ。

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稜線に出るとパウダースノーが出迎えてくれました。

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ここからの景色はもう本格的な雪山。

このエリアにここまで雪が積もるのは、非常に珍しいことなんだそうです。

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ここまでくれば七ッ石山の山頂はすぐそこ。

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この急坂を登り切れば、七ッ石山の山頂(1757m)です。

ちなみに七ッ石山は、平将門にまつわる伝説が名前の由来になっているんだとか。

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登頂!!

ここまで来れば今日の目的地「奥多摩小屋」も近いので、みんな安堵の表情に…。

山頂は開けていて、雲取山山頂も見えます。

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目指す雲取山山頂、その手前にある山小屋「奥多摩小屋」が今日の目的地です。

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七ッ石山からは、尾根づたいに富士山を左手に見ながら歩きます。

見晴らしは良いですが、その分、風も強く、
休憩すると一気に体が冷えます。

気温も0℃を下回っていて、手袋も手放せません。

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やっと今夜宿泊する山小屋「奥多摩小屋」に到着です!!

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この小屋の標高は1750m。

標高2017mの雲取山山頂までは、コースタイムで1時間です。

今夜はここに泊って、明日の夜明け前に出発。

雲取山山頂で日の出を見る予定です。

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