赤ワインです。
今日(2/8)、都心部は大雪の予報ですが、
そんな時はアイゼンがあれば大丈夫ですね!(笑)
さて、雪山を登るための登山用具アイゼンを初めて着用した
ザバーン登山部「大菩薩嶺登山」のレポート第2弾は、
「日本百名山『大菩薩嶺』山頂へ!」。
FMヨコハマのアウトドア番組「The Burn」で
今年結成された「ザバーン登山部」。
(※ザバーン登山部結成のいきさつ等は、前回のレポートをご覧ください)
番組DJの井手大介からの「雪山に登ってみたい!」というリクエストで、
初めての部活動は、雪山登山に決定しました!
「登山部」部長を引き受けてくれた山岳系ミュージシャンのOJIが
「雪山登山入門編」として選んだ山は、
日本100名山の1つで、初めての雪山登山にピッタリの山「大菩薩嶺」と
2014年に発足した登山部にちなんで、標高2014mの「小金沢山」。
初日(赤線)の午前中に上日川峠のロッヂ長兵衛まで登り、
午後に、日本100名山の1つ大菩薩嶺へ。
ロッヂ長兵衛で一泊し、
2日目(黄線)は、小金沢山に登る…という計画です。
僕と井手君は、今回の雪山登山のためにアイゼンを購入。
初めてのアイゼンに足を慣らしながら、2時間歩き、
今回宿泊する上日川峠のロッヂ長兵衛(標高1600m)に到着。
ここで小休憩をして、
各自持ってきた行動食を取り出して食べ始めます。
休憩を楽しみたくて山に登る?!
先日、ブログ記事「スノーボードや釣りはダイエットになるか?」で紹介した
メッツ(運動強度)表によると、
登山(4.5~9.1kgの荷物を持って山を登る)のメッツは7.3。
体重60キロであれば1時間に460kcal消費する計算なので、
ここまで来るのに既に900kcal以上消費していることになり、
僕がこの日の朝に食べたパンとおにぎりのカロリーをとっくに超えています。
例え朝から吉野家の牛丼、しかも大盛りを食べていたとしても849kcalなので、
足りない計算になります。
なので、登山の時は、通常の食事とは別に、
休憩中などに行動食をとってカロリーを補給する必要があるわけです。
僕にとっては、登山の楽しみの1つが、行動食を買うこと。
いつもコンビニで美味しそうなお菓子を見つけても、
カロリーや糖分を気にしながら買ったり、あきらめたりしていますが、
登山の時ばかりは、好きなものを好きなだけ買えます。
大人の遠足には、「オヤツは500円まで」なんて決まりもありません。
今回の登山で、井手くんが言った言葉
「休憩するのが楽しくて登山しているようなものだ」
この発言には皆が納得。
そこに山があるから登るのではない!休憩したいから登るのだ!
自然に囲まれ、素晴らしい景色を眺めながら、
喉の渇きをいやす水、血糖値をあげるお菓子、美味しい空気を味わう。
至福の時間です。
ザバーン登山部のメンバーの至福の時間にちょっとお邪魔して、
皆の行動食を見せてもらいました。
チョコスティックパン…
パリパリ食感が美味しい「しるこサンド」…
あ、井手くん、休憩の邪魔してスミマセン。
井手くんの弟の奥さんの実家で作られたという干し柿だそうです…。
他にも、定番のチョコレート、ミックスナッツ、
さらには歌舞伎揚げ、バナナチップス、ドライマンゴー、カリカリ梅まで、
持ってくるものは人それぞれ。
皆で分け合って食べるのも楽しいです。
さて、休憩が終わったら、
着替えや翌日分の食糧などを山小屋に置いて、軽量化したうえで
大菩薩嶺(標高2057m)を目指します。
目指せ!大菩薩嶺
実は夏場はここまでバスで来ることができるので、
登山はここからが本番!といったところ。
雨がパラパラと降る中、一歩一歩進んでいきます。
「冬山登山なんて寒そう!私には無理!」
僕もここに来るまでは、イメージでそう思っていましたが…
体があたたまってくると、逆に暑いくらいです!!
僕が着ていたのは、
メリノウールのインナー+厚手のフリース+ゴアテクスのアウターの3枚。
小雨が降っていたので、アウターは脱ぎませんでしたが、
それだとちょっと暑い感じでした。
…とは言っても、林を抜けて、山頂が近づいてくると、
風が強くなって体感気温がどんどん下がるので、
休憩するとすぐに体が冷えてしまい、注意が必要です。
林を抜けた後、岩ゴロゴロの急坂を登り切ると、「雷岩」に到着。
天気が良ければここから
富士山、上日川ダム、南アルプスなどなど、
素晴らしい展望が楽しめるようですが、
今日はあいにくモヤで視界なしです…。
雷岩からは少し歩けば大菩薩嶺の山頂です。
日本百名山の1つ「大菩薩嶺」に登頂成功です!
山頂の周りは木々で囲まれていて、景色が見えないのが残念ですが、
雪道を一歩一歩登って、初めての雪山登山に成功した達成感。
その達成感が薄れていくのと反比例して、今度は寒さが襲ってきます。
コーヒーでも煎れて飲もう!とお湯を沸かしますが、
とにかく寒いので、コーヒーを待ちきれず、お湯のまま飲む人続出。
そして、モンベルの設楽さん、鈴木さんが…
お湯が驚くほど早く沸く「ジェットボイル」でうどんを茹ではじめました。
納豆、シーチキン、半熟卵をその場で混ぜ合わせて、「つけだれ」にします。
ちなみに、これ山形のご当地グルメ「ひっぱりうどん」というらしく、
本当はシーチキンではなく、サバ缶を使うのだそうです。
あれ?!
突然山頂に現れたのは、赤鬼!!
そう、この日は2月2日。
節分が近いということで、モンベルチームが豆と鬼を用意してくれていたのです!
さすがです。
360°展望の山頂なら、恵方を向いて恵方巻きを食べるのもいいですよね!
温かい飲み物、うどん、そして豆まきで体を温めた後は、
今夜泊るロッヂ長兵衛にむけ下山です。
下山中に見たもの、それは…
ザバーン登山部部長のOJIや、
心強いモンベルチームのサポートでここまで順調に来ている
初めての雪山登山。
心残りがあるとすれば、
雨模様のために、この登山コースの一番の魅力である
素晴らしい眺望が楽しめていないこと。
こればかりは天気次第なので仕方がない…
そんな話をしながら下っていると、林へと入る直前で…
「富士山が見えるぞー!!」
モヤがだんだん少なくなり、いつのまにか太陽が顔を覗かせ…
大きな富士山が見えました!!
これにはメンバー全員が感動!!
自分の足で登った人だけが味わえるこの景色。
ぜひ登って味わってもらいたいと思います。
この分だと明日はいい天気になりそうです。
明日は標高2014mの小金沢山を目指します。
レポート第3弾をお楽しみに。