赤ワインです。
都会のオアシス「清澄庭園」は、
生き物パラダイスでした!
地下鉄の清澄白河駅から歩いて3分ほど、
下町情緒が色濃く残る東京の深川地区にある日本庭園「清澄庭園」。
初めて足を踏み入れてみました!
清澄庭園とは…
明治11年、岩崎弥太郎が、荒廃していたこの邸地を買い取って、
社員の慰安や貴賓を招待する場所として庭園造成を計画。
弥太郎の亡きあとも造園工事は進められて、
隅田川の水を引いた大泉水を造り、
周囲には全国から取り寄せた名石を配して、
明治の庭園を代表する清澄庭園が完成したそうです。
池の上に浮かぶように建てられている「涼亭」。
明治42年に国賓として来日した英国のキッチナー元帥を迎えるために、
岩崎家が建てたものだそうで、
震災と戦火の被害からまぬがれて、
昭和60年度に全面改築工事を行いましたが、当時の面影を残しています。
庭園の広さもさることながら、
日本各地から集められた名石の数々を見ていると、
当時の岩崎家の勢いを感じられます。
庭なんてないアパートに住んでいる自分とは
比べないことにしましょう。
この広い庭園をゆっくり廻って、
癒されようと思ってきたわけですが…
庭園の真ん中にある池に近づいた瞬間、
ある意味期待は裏切られました!
池が生き物パラダイス
トンボが羽を休め、
亀がのんびりと顔を出し、
なんかのどかだなぁ…
…と思ったのも束の間。
いつの間にかすごい勢いで、
カルガモ、コイ、亀が集まってきた!!
亀なんて、集まってくるだけじゃなくて、
池の飛び石にどんどん這い上がってきます!
明らかに亀と目が合っています。
なんかモテモテになった気分を味わえて、悪い気はしません。
あれ?お隣の強面の方は…?
スッポンさんじゃないですか!
うかつに手を出そうものなら噛まれそうです。
それにしても、スッポンが河童のモデルだという話もありますが、
確かに河童に見えないこともないですね。
残念なことに、外来種のミシシッピアカミミガメ(写真右)、
いわゆるミドリガメとして縁日で売ってる亀がたくさんいます。
いまや日本中を席巻していると言われているミドリガメですが、
ここも例外ではありません。
もちろん亀には罪はありませんが…。
ミドリガメの寿命は30年。
最期まで飼う自信がないのであれば、飼うのはやめましょう。
そうそう、なんでコイや亀が寄ってくるのかといえば、お目当ては…
これですね。
売店で売っているコイのエサの麩です。
一袋150円で、結構なボリュームなので、お得感がありますね(笑)
ついついコイや亀に目が行きがちですが、
池をよーく観察していると…
クチボソの仲間やヨシノボリの仲間と思われる小さな魚や、
テナガエビと思われるエビの仲間など
かなり生き物は豊富な様子。
ここで釣りができれば、5目は釣れそうですが、
もちろん釣りは禁止です。
単純に庭園を散歩するだけでも楽しいですし、
池の中の生き物を観察していても飽きません。
都会での生活にちょっと疲れた時や、
とにかくモテたい時にも、
清澄庭園、オススメです。