赤ワインのアウトドア日記

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夏休みは釣りで自由研究!テナガエビの種類を調べよう!

更新日:

赤ワインです。

知り合いの娘ちゃん(中2)に、
「自由研究、何していいか分かんない!魚でなんかできないの?」
と聞かれたので、考えてみました。

釣りで自由研究…

釣りはクリエイティブな遊びなので、日々が研究です。

天候や水の色、水温、潮周りなどいろいろなことを考慮して
様々なエサや仕掛けを試したり、
ルアーの選び方、動かし方を試したり。

時には、水族館やダイビングで、
水中での魚の様子を観察したり…。

…とは言っても、
小中学生が自由研究のテーマにするにはなかなか難しいですね。

…というわけで、その女の子には、
まったく魚とは関係ない研究テーマをアドバイスしましたが、
せっかくなので、釣りをしながらできる自由研究も1つ考えてみました。

テナガエビの種類を調べよう!

「身近な川でテナガエビを釣って種類を調べる」
…というのはどうでしょうか?

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本州に住んでいるテナガエビは、主に3種類。

テナガエビ
ミナミテナガエビ
ヒラテテナガエビ
…の3種類です。

それぞれ生息場所が違いますが、
身近で釣れるテナガエビはどの種類が多いのか?

釣って調べてみるという研究です。

テナガエビは、下流・河口に、
ミナミテナガエビは、中流から下流まで幅広く、
ヒラテテナガエビは、主に中流に棲んでいます。

この3種の見分け方ですが…。

まず、一番見分けが簡単なのは、ヒラテテナガエビ

ハサミのある「手」が、
他のテナガエビに比べて、圧倒的に太いのが特徴です。

また、テナガエビミナミテナガエビは、
胸の横に「m」字の模様があるのに対して、
ヒラテテナガエビは、細い横線や迷路模様になっています。

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テナガエビとミナミテナガエビは、
この胸の横にある「m」字模様で見分けられます。

テナガエビは、
大きな個体になるほどmの字が薄く、細く、崩れていくのに対して、
ミナミテナガエビは、
mの字が明色で縁どられてハッキリしています。

(※上の写真はミナミテナガエビ)

もう一つの簡単な見分け方は、
「指節」(=歩くための足の爪)の長さです。

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テナガエビは、指節が長く、爪の外側を下にして歩くイメージ
ミナミテナガエビは爪が短くなっています。

(※上の写真はテナガエビ)

テナガエビよりもさらに上流部にまで分布し、
川を遡る性質があるミナミテナガエビは、
遡上に向いた脚の形になっているんです。

ちなみに、僕がよく行く多摩川下流で釣れるのは、テナガエビ、
熱海周辺の河口で釣ったのは、ミナミテナガエビでした。

まだヒラテテナガエビは釣ったことがありません…。

アナタの近くにいるテナガエビはいったいどの種類でしょうか?

もっと詳しい見分け方は、コチラなどを参考にしてください。

テナガエビの釣り方に関しては、
こちらの記事に書いています。

釣って楽しい、調べて楽しい、食べて楽しい、
一石三鳥の自由研究

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ちなみに、3種類のテナガエビの中で、
一番美味しいのはどれなんでしょうね?

ぜひチャレンジしてみてください!

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