赤ワインです。
発売中のアウトドア雑誌「月刊ガルヴィ」2014年10月号に
ぼく赤ワイン、出させてもらっています!
しかも、前回の2色刷りページから異例の出世?!
巻頭特集「旅先食材で作る究極のアウトドア料理」に登場です。
食欲の秋!
美味しい料理をアウトドアで楽しもうぜ!
ってことで、アウトドアの達人たちが、
いろいろなアウトドア料理を紹介している特集です。
例えば、シャ乱Qのドラマーまこっちゃん&富永美樹さん夫婦は
モモやブドウなど、もぎたてフルーツを使った料理を紹介。
ポークグリル ブドウソース添えなんて絶対美味いでしょ!
他にも、長野修平さん、清水圭さん&木村東吉さんら、
アウトドアの大先輩たちが美味しい料理を紹介する中で、
僕とザバーンDJの井手くんの2人が
シーカヤックキャンプで食べる漁師メシを紹介しています。
釣った魚をキャンプで食べる。
その楽しさを誌面で少しでも感じてもらえたら嬉しいです!
が、実はこの取材がとても大変だったんです!
楽しいシーカヤック取材のはずが…
夏の早朝、組み立て式のシーカヤックを車に積んで、
三浦半島へと向かった僕と井手くん。
早朝からカヤックを楽しむ人たちがたくさん集まっているこのビーチで
カヤックフィッシングにチャレンジしました。
シーカヤックで海に漕ぎ出し、
2人で、イチ、ニ、イチ、ニと息を合わせて進むと、
にぎやかなビーチがだんだん遠くなって、
人の姿は見えなくなります。
途中、手を休めると、シーカヤックが惰性でスッーと静かに進み、
視線が海面に近いこともあって、
アメンボにでもなったかのような気分です。
まず目指すのは、はるか沖に見える定置網。
定置網は魚の通り道に仕掛けられているので、近くには、魚がいるはずです。
さぁ、30分ほど漕いだでしょうか。
定置網周辺に到着しました。
なぜかいつも釣れないガルヴィ釣り取材
魚群探知機を積んでいない僕らのシーカヤックは、
仲間の魚群探知機を頼りに、ヒラメなど美味しい魚を狙いますが、
釣れるのは、外道のエソばかり。
エソは、かまぼこの原料にはなりますが、
小骨が多く、普通は食べません。
魚群探知機を積んだ仲間たちもエソしか釣れないようで、
次々とビーチへと戻っていきました。
でも、僕らはまだ戻るわけにはいきません!
美味しく食べられる魚が釣れないと取材にならない僕らは
長年の釣り経験で培ったカンでポイントを探し、ねばります。
何度もポイントを移動して、
最後は、底が見えるくらい浅い岩礁帯へ。
魚の絶好の隠れ家になる岩礁は、
カワハギなどが釣れる有望なポイント。
釣り針が岩に引っかかるのを覚悟で狙っていますが、
今度は外道のベラばかりが釣れます。
夏はお昼になると、海水面と陸の温度の違いで風が吹き始めます。
シーカヤックにとって風は天敵。
容赦なく時は過ぎ、風も強くなって来たので、もう時間がありません!
…という時に、井手くんがついに釣りました!
釣れたのは、小さなカワハギ!
アクアパッツァ、カルパッチョ、酒蒸し…
どんな魚が釣れても対応できるように、
いろいろな食材・調味料を用意していたんですが、
この日の釣果は、この奇跡のカワハギ1枚だけ。
貴重なカワハギ…美味しく漁師メシにして食べなくては!
それにしても、ガルヴィ編集部のK氏と釣り取材に行くと、
いつも釣果に恵まれないのはなぜなんだろうか…。
漕いでも漕いでも進まない…
貴重なカワハギを手にビーチに帰ろうとすると…
編集者K氏&カメラマンさんが乗り込んだ手漕ぎボートが、
どんどん流されていきます。
僕らがなんとか食材を釣ろうと粘っている間に風が強くなってきて、
風で流されてしまっていました。
なんとか僕らのシーカヤックにロープで結び、曳航しますが…
風に流されるのと、手漕ぎボートの水の抵抗で、漕いでも漕いでも進まない。
ビーチまで1時間以上漕ぎ続けて…もうクタクタ。
それでも、小さな1匹のカワハギを2人で囲んでの乾杯は、
最高なのであります。
その辺りを加味して、誌面を見て頂けると、
また違って見えてくるかもしれませんね(笑)