赤ワインです。
「たまにはもう少し楽な登山もしたいよね!」ってことで、
日本百名山で最も低い山筑波山に登ってきました。
筑波山は、都心から近い茨城県つくば市にあって、
西側の男体山と東側の女体山からなる標高877mの山。
まずは、登山口の筑波山神社から「白雲橋コース」で1時間45分。
筑波山の豊かな自然や、巨岩、奇岩など、
筑波山の魅力を満喫しながら、女体山の山頂へと到着しました。
(※詳しくは前回のレポートを)
ここからさらに男体山の山頂を目指します。
ザバーン登山部3回目の登山
小雨が降る4月21日(月)。
FMヨコハマのアウトドア番組「The Burn」の
メンバーが中心になって結成された「ザバーン登山部」の3回目の登山です。
登山部部長のOJIが欠席ということで、
部長代理のシンガーソングハイカー加賀谷はつみちゃん、
ザバーンDJ井手大介、ディレクター辰巳、
ガールズアウトドアニット「mijinco」のこいしゆうかちゃん、
そして、ぼく赤ワインです。
前回は、美味しい行動食を全員に配ってくれた加賀谷はつみちゃん。
今回は…
3回目の登山なので、そろそろ上級者についていくだけでなく、
自分で地図も見るようにしましょうね!ということで、
全員に「地図」を配ってくれました。
しかも、必要な部分だけをカラーコピーして、
雨に濡れないようにジップロックに入れてくれています。
さすが、歌って登れるシンガーソングハイカーです。
どこまでも着いていきます!いや、ちゃんと地図を見ながら、はい。
目指すは男体山山頂
この地図によれば、僕らがいる女体山山頂から男体山山頂までは
コースタイムで30分。
すぐに着きそうですが、途中岩場もあるようなので、
濡れた岩で滑らないように気をつけながら向かいます。
歩き始めて最初に出会ったのは、
男体山と女体山の間にあるセキレイ石です。
男体山にはイザナギノミコトが、
女体山にはイザナミノミコトが祀られていますが、
日本書紀によると、
イザナギとイザナミが夫婦になろうとした時に交合の仕方が分からず、
鶺鴒(せきれい)が現れて、
頭と尻を振る動作を見て交合の仕方を知ったとあります。
(※セキレイという鳥は、長い尾を上下に振る習性がある)
何しろ初めてだったので、セキレイに教わったわけですが、
そのセキレイが降り立ったという言い伝えをもつのがこの石。
カタクリの花が見ごろ
続いて見えてきたのは、カタクリの里。
実は、今回、僕はカタクリの花を見るのを楽しみに来ました。
(※写真はイメージです)
カタクリは、ユリ科の植物で、
薄紫色の花を先端に1つ下向きに咲かせる、可憐な花です。
発芽から花が咲くまでは7~8年かかります。
もともと料理で使う片栗粉は、
カタクリの根茎(こんけい)からとれるデンプンを使っていたそうですが、
精製量がごくわずかであるため、
ご存じのとおり近年では馬鈴薯などから抽出したデンプン粉が用いられているそうです。
看板によると見ごろは3月下旬から4月下旬。
この日は4月21日なのでまだ見られそうですが…
実は、カタクリの花は、
日中に花に日が当たると、花びらが開いて反り返るんですが、
日差しがない日は終日花を閉じたままなんだそうです。
今日は小雨…開いているところは見られませんでした。
男体山山頂へ
カタクリの里を過ぎると…
ケーブルカーの乗り場の前が広場になっていて、
ガスっていてほとんど見えませんが、トイレや売店などが並んでいます。
ここまで来ればもう男体山の山頂はすぐそこ。
ってことは、ケーブルカーでほぼ山頂まで来れちゃうんですね。
最後は、ちょっと岩場を登るのですが、滑らないように注意が必要です。
そして…山頂に到着しました!
もちろん皆で記念撮影。
僕らの他に誰も登山者がいなかったので、セルフタイマーで撮影です。
そこでガールズアウトドアユニット「mijinco」のこいしゆうかちゃんが、
やってくれました!!
こら!こいっち!標識にかぶってる!!
…ということで、撮り直し。
こら!こいっち!手が赤ワインにかぶってる!!
…もう撮り直しはナシ…。
ちなみに、男体山には、山頂付近をグルリと周遊する「自然探究路」があって、
ブナ林をはじめ、豊かな筑波山の自然を観察できるんですが…
なんと、大規模な岩石の崩落が発生したため、
2014年4月21日現在、自然研究路の周回はできないとのこと。
二次災害の危険もあるとのことで今回はあきらめました。
…というわけで、山頂から下山。
この後は、ケーブルカーの駅前広間場で降りて、楽しい昼食タイムです。
ザバーン登山部、みんなのこだわりの昼食は次回のレポートで!