赤ワインです。
2014年に入ってから雪山に2回登りましたが、
「たまにはもう少し楽な登山もしたいよね!」ってことで、
筑波山に登ってきました!
今回も一緒に登ったのは、
FMヨコハマのアウトドア番組「The Burn」の
メンバーが中心になって結成された「ザバーン登山部」のメンバー。
登山部部長のOJIが欠席ということで、
部長代理のシンガーソングハイカー加賀谷はつみちゃん、
ザバーンDJ井手大介、ディレクター辰巳、
ガールズアウトドアニット「mijinco」のこいしゆうかちゃん、
そして、ぼく赤ワインです。
ちなみに、このブログ記事は、
赤ワインが登山レポートとして個人的な感想を書いているものです。
これを読んで「登ってみたい!」と思っていただけたら非常に嬉しいですが、
登山のガイドを目的としている記事ではありませんので、
実際に登る際には、ガイドブックや山小屋等で情報を調べてから登って下さいね。
一番低い百名山「筑波山」
筑波山は、都心から近い茨城県つくば市にあって、
西側の男体山と東側の女体山からなる標高877mの山。
「西の富士、東の筑波」と富士山と並び称される山ですが、
日本百名山の中では一番標高が低く、
比較的気軽に登山が楽しめる山としても有名です。
ケーブルカーやロープウェイもあって、
これで山頂付近まで登ることもできるので、
体力に自信がない方や、初心者にもオススメ。
…とはいえ、日本百名山に選ばれているだけあって、
関東平野や富士山を一望するロケーションの良さ、
豊かな自然、登りごたえなどは間違いない山です。
主なルートとしては…
筑波山神社から男体山頂を目指す「御幸ヶ原コース」
ほぼケーブルカー沿いに登り、
上りと下りの2台のケーブルカーがすれ違う様子や
男女川(みなのがわ)最上流の地点など貴重なシーンに遭遇することができます。
標高差があって比較的険しいコースなので、
本格的な登山のトレーニングのために登る人も多いそうです。
筑波山神社から女体山頂へと向かう「白雲橋コース」
筑波山の豊かな自然や、巨岩、奇岩など、
筑波山の魅力を一気に満喫できるコースです。
今回は、部長代理の加賀谷はつみちゃんが
「白雲橋コース」を選んでくれました。
登山口の筑波山神社へ!
4月21日(月)小雨降る朝、「つくば駅」に集合したメンバー。
秋葉原からつくばエクスプレスの快速に乗って、
終点のつくば駅まで45分、
そこからバスで約30分行った「筑波山神社入口」が登山口となります。
いつもは混み合うというバスも
平日で小雨が降っているということでガラガラでした。
筑波山大鳥居(朱塗りの大鳥居)が目印です。
まず、登山の前にこの筑波山神社の立派さにビックリ。
よし!記念撮影だ!と、近くにいたオジサンに撮影をお願いしたところ、
「プロだからまかせとけ!」と撮影してくれた一枚…。
僕らの足が写らなくなっても、神社だけはしっかり撮影しようとしているような…
さすがプロ!いや、それだけ神社に魅力があるんです。
神社にはさざれ石も飾ってあります。
さざれ石は、もともとは「小さな石」という意味で、
長い年月をかけて小石が固まって1つの大きな岩の塊に変化したもの。
君が代の歌詞にある「さざれ石」は細かい石・小石の意味で、
その小石が巌(いわお)となって、さらにその上に苔が生えるまで、
つまり「非常に長い年月」を表しています。
岐阜県揖斐川町春日には、
君が代の由来となったといわれるさざれ石があるそうですが、
この筑波山神社のさざれ石も、巨木のように歴史を感じさせるものがあります。
白雲橋コース、スタート!
筑波山神社の脇道を通り、白雲橋コースのスタート地点へ。
この先の神聖な世界を予感させる鳥居をくぐって、
山に足を踏み入れると、いきなり深い森の中へ。
この日はあいにくの小雨模様ですが、
ガスがかかった森はとても幻想的で、
木々が雨から僕らを守ってくれます。
最初は木の階段が続き、その後は石の階段、
さらには岩がゴロゴロとした急斜面と変わっていきます。
足元が雨で滑りやすくなっているので、慎重に足を進めます。
雨だったので防寒を気にしていたのですが、
階段続きですぐ息が上がって、体が熱くなり、
汗と湿度で体が蒸してきて、オーバーヒート気味。
体重の軽い女子チームはすいすいと進みますが…
男子チームの赤ワイン&井手くんは、足取りが重くなります。
杉などの大木が多く、自然のパワーや神聖な雰囲気を感じ、
ところどころ足を止めながら進んでいきます。
木と会話をしようと耳を近づける井手くん。
そして、顔が苔だらけに…。
コースの途中にある「白蛇弁天」。
ここに白蛇が住むと言われ、白蛇を見たものは財を成すと言われています。
必死で探す井手くんと僕ですが…財とは縁遠いようです…。
1時間ほど歩いてコースも半分を超えると、弁慶茶屋跡(休憩所)に到着。
茶屋跡ということで、晴れていれば見晴らしがよさそうですが…この通り。
何も見えません。
ここまで来ると、樹林帯を抜けて徐々に視界が開けてきて、
巨岩、奇岩が次々と現れるエリアへと変わっていきます。
次々と現れる巨岩、奇岩
まるでスーパーマリオ?遊園地のアトラクション?
次から次へと現れる面白い岩の数々…。
その一部を紹介します。
まずは…
ディレクター辰巳もビックリな「弁慶七戻り(べんけいななもどり)」。
今にも落ちてきそうな大きな岩に、あの弁慶が7回も戻ってしまったと伝わっています。
(辰巳は一度も戻りませんでした)
「母の胎内くぐり」は、小さな岩が大きな岩を支えていて、
その隙間を通ると、生まれた姿に立ち返るそうです。
ザックを背負っていると、ちょっと通りにくいのですが、
みんなで通って「おぎゃー!」と大きな赤ちゃんになりました。
大きな岩に幾筋かの溝がある「国割り石(くにわりいし)」。
太古の昔、集まった神々がこの石の上に線を引いて、
それぞれの行くべき地方を割りふったと言われています。
井手大介によるイメージは、交通整理?!
はい、アナタはあちらの国で~す!
このように1つ1つの岩にストーリーがあって、登っていて飽きることがありません。
そして、いろいろな岩を楽しみながら歩いていると…
あっという間に女体山山頂(877m)に到着!
肝心な時に肝心なところに水滴がついている辰巳カメラ…おいっ!笑
スタートから約1時間45分で、ほぼコースタイム通りでした。
前半の階段、岩場は息が上がりなかなかつらかったですが、
登り切ってしまうと、少し物足りない印象。
それでも、巨木が多く神聖さを感じる森、次々と現れる巨岩・奇岩など、
飽きることのないコースはさすが百名山でした!
小雨が降りガスっていたので、残念ながら山頂からの眺望はゼロでしたが、
晴れていればバッチリ景色も楽しめそうです。
さて、この後は、さらに男体山の山頂を目指します!
次回のレポートをお楽しみに!