赤ワインです。
このブログを読んでくれている皆さんは、
そろそろ雪山登山デビューしてみたくなったころではないですか?(笑)
ザバーン登山部「大菩薩嶺登山」のレポートもいよいよ最終回。
第4弾は、「標高2014m小金沢山へ」です。
FMヨコハマのアウトドア番組「The Burn」で
今年結成された「ザバーン登山部」。
部としての初めての活動は、
番組DJの井手大介からの「雪山に登ってみたい!」というリクエストで、
「雪山登山入門編」。
部長を務める山岳系ミュージシャンOJIの指導のもと、
日本百名山の1つで、初めての雪山登山にピッタリの山「大菩薩嶺」と
2014年に発足した登山部にちなんで、標高2014mの「小金沢山」を目指します。
初日に大菩薩嶺に登頂成功した僕らは、
いったん上日川峠のロッヂ長兵衛まで下り、宿泊。
マウンテンすき焼き、温かいお風呂と薪ストーブで体を癒し、
十分に睡眠をとり、朝を迎えました。
前日は雨模様でしたが、この日は朝から太陽が出て、
とても気持ちのいい朝。
昨日よりも景色も楽しめそうです。
今日は、黄線のルートで、標高2014mの小金沢山を目指します!
小金沢山への道
ロッヂ長兵衛から小金沢山の往復コースタイムは5時間15分。
出発時間が予定よりも遅く朝8時30分くらいになってしまったので
ロッヂ長兵衛から下山する時間も考えると、
ゆっくりと登っている時間はありません。
まずは、石丸峠を目指します。
コース前半は、勾配もきつくなく、
途中、沢を渡ったりしながら、
小屋平までは気持ちのいいトレッキングが楽しめます。
30分ほど歩いて、県道にぶつかる「小屋平」で最初の休憩。
夏場はここがバス停になっていて、ここから登り始めることができるそうです。
県道を渡って、林に入るとかなり急な登りがスタートします。
ゲレンデなら完全に上級者コースの斜面です。
かなり息が上がるので、すぐに休憩をとりたくなりますが、
時間に余裕がないので頑張って登ります。
途中、木の間から見えた富士山。
やっとやっと急斜面を登り終えました。
この写真の右側奥が登ってきた斜面です。
ここからはトラバース(斜面を横方向に横断すること)になるので、
あまり急な登りもなく、足取りも軽くなります。
最高の景色に出会う
休憩中、地図を見ながら、
「そろそろ景色が開けてきますよ!」と教えてくれるOJI。
しばらく歩くと林を抜け…
視界が一気に開けました。
この景色を見られただけでも、ここまで来た甲斐がありました!
ずっと眺めていたい…そう思える景色ですが、
僕らの目標は小金沢山の山頂2014mなので、先を急ぎます。
いよいよ小金沢山を目前に…
昨日登頂した大菩薩嶺は、山頂に木が多く、
天気も悪かったため、景色は楽しめませんでしたが、
この天気なら、小金沢山の山頂から富士山が望めそうです。
ちょうど僕らが向かう先に見えているのが小金沢山でしょうか。
この辺りは、一面に笹が生い茂る笹原です。
「狼平」と呼ばれているエリアになると、
ちょうど笹原が雪で埋もれて、まるで雪原のよう。
とっても気持ちがいいです。
ここまで来れば、小金沢山まであと30分ほどです。
…が、ここからは膝上まで埋まるほど雪が残っています。
前に誰かが登山道を通って、雪が踏み固められていれば、
その上を歩いていくことができますが、
ここしばらくこのコースで小金沢山に登った人はいないようで、
足跡が残っていません。
そういう場合は、「ラッセル」といって、
深雪の中を雪を踏み固めて道を作りながら進むんですが…。
僕らは、ラッセルに必要な「スノーシュー」を持って来ていません。
残念ですが、ここでこれ以上進むことを断念しました。
山頂はもうすぐそこだったので悔しいです…。
小金沢山の山頂ではどんな景色が待っていたんでしょうか?
仕方なくここで記念撮影をして…
いつか必ずリベンジをしよう!と誓ったのでした。
ここでOJI部長から僕ら部員に一言。
最初の登山で、登頂と撤退が両方体験できたことは非常にいいこと。
撤退ができるということは、この先どこにだって行けるということ。
さすがOJI部長です。
見ているところが違います。
お気に入りの場所でランチタイム
撤退と決まれば、山頂で食べる予定だった昼食は、
僕らが気に入った雪原「狼平」で食べることに。
僕の昼食は、「力うどん」。
前に、マラソンの高橋尚子さんにインタビューした時に、
マラソンの前には、炭水化物をとるために、
「力うどんをおかずに、白飯を食べる」と言っていたので、
ちょっと真似してみました。
さすがに、これをおかずに白飯は無理でした…(笑)
熱湯5分なので、5分の間にお湯が少し冷めてしまい、
お餅にじゃっかん芯が残ってしまいましたが…美味しい!
他にもうどんにした理由があって、
いつも夜釣りなどにもっていくのも必ずうどんで、
それは、ラーメンよりもツユが塩辛くなく、
飲み干しやすい気がするからなんです。
山でも川でも海でも、ツユを捨てることはできないですからね。
食べ終わったら、あとは下山です…。
アイゼンのおかげで下山も滑ったり転んだりすることなく、
日が沈むギリギリには下山も完了し、
雪山デビュー登山は無事終了しました。
小金沢山に登頂できなかったことだけが心残りですが、
標高2014mの山なので、今年中にリベンジしなくては!
今後のザバーン登山部の活動にもご期待ください!