2019年のGW、富士山南麓2合目にアクティビティパーク「PICA WILD BASE fujisan」がグランドオープンした。数々の人気キャンプ場を手掛けるPICAが作ったアクティビティパークは、いったいどんな場所なのか? 実際に遊んでみるまでは、いまいちイメージができなかったものの、遊んでみたらかなり楽しかったので紹介!
「PICA WILD BASE fujisan」は、日本一早くオープンするゲレンデとして有名なフジヤマスノーリーゾトイエティ内にオープンしたアクティビティパーク。富士山2合目のダイナミックな自然を活かして一年を通してEマウンテンバイク、キャタピラバギー、ダウンヒルカートなどのアクティビティを体験できる。
さらに、車で5分ほどの距離にはキャンプ場「PICA富士ぐりんぱ」があって、宿泊者は優待料金で利用できるので、キャンプとアクティビティの組み合わせで楽しめるのも嬉しいところ。
そんな「PICA WILD BASE fujisan」で5月に開催されたアウトドア雑誌『GARVY』のキャンプイベントにスタッフとして参加してきたので、そのときに体験したアクティビティの数々をご紹介!(詳しいレポートは、GARVYの2019年8月号にも掲載)
Eマウンテンバイクをダイナミックな専用コースで
坂道もスイスイ登れる電動アシスト付きマウンテンバイクがEマウンテンバイク。体力的に山に登れない人でも山登りが楽しめるとヨーロッパでは大流行している自転車だ。
買うとなると35~40万円くらいするのでなかなか手が出ないけど、ここなら気軽に乗ることができる。しかも、ゴルフ場跡地を利用した専用コースが素晴らしい!
広大な敷地を利用した5キロ弱のコースは、のんびり走って1周40分。Eマウンテンバイクの力強いアシストを体感できる登り坂やスリルあふれる下り坂、林間やバンカーまで地形をフルに楽しめる。コースの途中では、林の中から鹿も登場するほど自然豊かだ。
キャタピラバギーを自分で運転できる!
ツンドラの奥地やシベリアのタイガなどの極地もガンガン攻めることが出来るロシア製のキャタピラバギー。これを自分で運転できるのは、ここが本州初!
雪でも氷でもどんな地形も走破できるキャタピラバギーは泥沼だってへっちゃら。普段のクルマなら避けて通るような泥の中にそのまま突入。泥を跳ね上げて走るのは爽快だ。
エンジンのワイルドな音、ガタガタと体に伝わる振動、方向転換するときの横G……。スピードメーターを見ると時速10キロも出ていないのにスリルとスピード感はメーター以上だ。後ろに乗る子どもたちも大興奮。
スリル満点のダウンヒルカート
ハンドルとブレーキしかないオリジナルダウンヒルカート。
エンジンもついてないカートだとバカにすることなかれ。これがスリル満点で楽しいのだ。ウィンターシーズンはゲレンデになる斜面にアスファルトでスラローム状のコースを作り、そこをこのカートで駆け降りる。距離にして700m。ハンドルとブレーキしかないので操作は簡単で、小学5年生以上なら誰でも楽しめる。エンジンはなくても最高スピードは時速50キロ以上になることもあるそうで、スリルは満点。風もとても気持ちいい。1本目ですっかりハマってしまい2回、3回とだんだんスピードを上げてチャレンジしたくなる。
まるでスノーボード感覚のマウンテンボード
スケートボードをオフロード仕様にしたようなマウンテンボードは、土でも砂利でも芝でも滑ることができる。ゴムタイヤの付いたボードに乗って斜面を滑れば気分はまるでスノーボード。体重移動でターンもできて、スノーボードと同じ感覚で楽しめる。傾斜のあるコースを滑るとガタガタと足に振動が伝わってくるのはオフロードならではの楽しみ。
子どもたちにも人気で、腰が引けてしまう大人よりも恐怖心の少ない子どもたちの方が上達が早い。重心をしっかり落としてのカービングまでマスターして、何度も斜面を登っては滑り降りていた。