赤ワインです。
人生初!「豚の丸焼き」を体験してきました!
とても貴重な体験ができたので、早くブログでも紹介したかったのですが、
タイミング悪くパソコンが壊れたりして、
1ヶ月以上も寝かしてしまっていました。
さて、この記事には、仔豚の丸焼き写真がたくさん出てきます。
豚が焼かれているところはちょっと見たくないわ…
という方は、続きは読まないようにお願いします。
ここまで読んでくれている方は、
豚の丸焼きに興味がある方だと思いますので、
話を進めていきましょう。
一度やってみたかったんです、「豚の丸焼き」。
命を頂くということを知る
「頂きます」とは、「命を頂く」ということ。
この言葉を「食育」でよく聞きますが、
なかなかその実感は湧かないですよね。
お寿司屋さんでネタになった魚は見たことがあっても、
その魚がどんな姿で泳いでいて、
どうやって漁獲されているのかは知らなかったり。
畑に行っても、どれが何の野菜か分からなかったり。
世の中が高度に分業化されてくると、仕方のないことではありますが、
その食材がどうやって食卓に上っているのか、
それを知るのは、命を頂くものとして義務だと思うのです。
それを手軽に体験できるのが、釣りです。
魚釣りをしていると、
生きている魚をつかまえて、締めて、血抜きをして、捌いて、
そして、料理して食べるまでを、一人で体験できますよね。
牛や豚などの家畜となると、これを体験するのはなかなか難しいですが、
可愛い豚もどこかで誰かが育てて、殺して、捌いて、
その結果、切り身でスーパーに並べられています。
その一部だけでも知るきっかけになるのが、豚の丸焼きだと思っています。
豚の丸焼きバーベキュー!
さて、お堅い話はこの辺にしておきまして、
そんな豚の丸焼きという貴重な体験を提供してくれたのが、
水道橋のアウトドアカフェ「BASE CAMP」が主催するイベント「丸焼きキャンプ」です。
こいつが今日の主役。
店主のエースケさんが、
インターネットで仕入れた約20kgの仔豚。
中抜き、体毛処理済。
お値段は7万円くらいだったみたいです。
仔豚と言っても20kgというとかなりの重さと大きさ。
これをどうやって焼くのかが問題なんですが、
今回は、豚のお尻から口へ角材を通して吊るし、
回転させながら下から炭火で焼く予定です。
で、さっそく角材を通そうとすると…
なんと、1日置いておいてもまだ解凍しきっていなくて、
角材を差し込むのに一苦労。
流水で解凍して、なんとかお尻からは角材が入ったものの、
思ったよりも喉が狭くて、口まで通すのは無理そう。
そこで、針金で顎を角材に縛りつけました。
果たしてこの針金が数時間、豚の重さに耐えられるか?
エースケさんが自作したスタンドにブタを吊るします。
そして2台の焚火台に炭を置き、下からあぶっていきます。
皮もあって肉厚なので、なかなか中まで火が通らないので、
遠火でじっくり何時間もかけて焼いていきます。
時間がたつにつれて、お腹を閉じていた針金が外れてきてしまい、
角材との固定がグラグラと危うくなってきました…。
豚さんを回転させていくと、角度によっては、重さを支えきれません。
20kgという重さのお肉を焼くのはとても大変。
モンハンみたいに簡単に「上手に焼けました!」ってわけにはいきません(笑)
さらに、針金が外れて開いたお腹から油がしたたって炭に落ち、
炎が上がり、火力も強くなってしまい、焦げてきたので、
急きょ焼けたところから切って食べるシュラスコスタイルに…。
まずは、よく焼けていそうなお腹のバラ肉から食べてみます。
皮は見た目はパリパリで美味しそうなんですが、ちょっと硬すぎる…。
でも、身はジューシーで美味しい!!
塩コショウでシンプルに食べたり、スパイスをかけたり…
個人的には、おろしポン酢が美味しかったなぁ。
ナイフで解体しながら、さらに食べ進めていくのですが、
骨の位置など、豚の体の構造が分からないので、
なかなかうまくお肉が綺麗にそぎ取れなくて、
お肉が無駄になってしまいます。
お肉を無駄なくいただくには、
きちっと豚の体の構造を知ることが大切なんですね。
魚の三枚おろしと一緒ですね。
この辺、店主のエースケさんはさすがのナイフ捌きでした。
そして、この豚の丸焼きの様子を僕のフェイスブックページに載せたところ、
コメント欄に「ブタの鼻を食べてみて!」とのリクエストが!
鼻も食べられるの?!
その場にいた人からは、
「じっくり煮て柔らかくしてから食べるんじゃない?」との声が。
鼻は1つしかないので、皆で取りあいになるか!?
…と思いきや、誰も食べたがらないので、私、いかせていただきます。
まず、シェラカップに鼻を入れて30分ほど煮て…
さらに炭火で焼いて食べてみました。
くにゃくにゃ、ゼラチン質で、
臭みもなく、それなりに美味しかったです。
こんな部位が食べられるのも丸焼きならではですね!
この丸焼きキャンプに集まったのは16人。
20kgの豚は、16人では食べきれないくらいの量でした。
もちろん食べきれなかった肉や、残った骨は、
エースケさんがBASE CAMPで料理に使ったそうです。
ブタさん、ごちそうさまでした。
豚の丸焼き、やってみたいという方は、
いろいろと大変な面もありますので、
まずはイベント等で経験者と一緒に挑戦することをお勧めします。
ちなみに、もう少し小さい仔豚が楽天でも売っています。