赤ワインです。
ニュースで見た方も多いと思いますが、
2014年3月18日、神奈川県三浦市の沖合の浦賀水道で
貨物船どうしが衝突する事故が起こりました。
東京湾の入り口、世界一往来する船が多いという浦賀水道で
パナマ船籍の貨物船「ビーグルIII(1万2630トン)」と
韓国船籍の貨物船「ペガサス・プライム(7406トン)」が衝突し、
「ビーグルIII」が沈没しました。
一刻も早く行方不明の方がご無事で見つかりますように、
そして、亡くなられた乗組員の方々のご冥福をお祈りいたします。
また、沈没した船からは、重油おおそ400tが流れ出て、
千葉県の海岸に流れ着き、ひじきの収穫などに影響を与えているとのこと。
そして、僕ら釣り人にとっては、
事故のあった海域で安全に釣りができるのかどうかもとても気になります。
小網代湾の船宿「丸十丸」の船が、
地元の役所の方や消防関係の方、新聞社の記者などを乗せて、
現場に視察、および行方不明者の捜索に向かうということで、
ぼくも船に同乗させてもらい、事故現場を見てきました。
事故現場は、
三浦半島も反対側の千葉もすぐ近くに見える=陸からも近い場所で水深は100m弱。
東京湾の入口ということで、多くの大型船が行き来しているのが見えます。
海上保安庁の消防船「ひりゅう」が現場に来ていたり、
放水船が海面に薬剤をまいて油をまとめる作業をしています。
事故現場に近い海域についてびっくりしたことは、
あたりに石油のにおいが立ち込めていること。
海面に目を移してみると…
黒く光る重油が海面に浮いているのが分かります。
海を一面覆い尽くすような量ではありません。
が、風の向きや潮の流れによっては、
三浦半島など海岸に流れ着く可能性もないとは言えません。
また、丸十丸の小菅船長が言うには、
ここは、剣崎沖のアジ、イカ、ワラサの釣りポイントで、
僕たちが「深海バスターズ」と題して、深海魚を狙っている
「東京海底谷」からもすぐ近い場所でもあります。
この事態が少しでも早く収束することを願うばかりです。