赤ワインです。
とあるキャンプの取材で福島県の小野川湖へ。そこで、初めてビバーク(野営)を体験してきました!
▲ビニールシート1枚とロープ1本だけで作った我が家。寝心地はいかに?!
まずは小野川湖を紹介!
今回の野営地「小野川湖」は、磐梯山の麓の裏磐梯にある比較的新しい湖です。
▲小野川湖畔から見た磐梯山。
1888年(明治21年)の磐梯山の大噴火のときに発生した土石流が小野川などをせき止めて誕生しました。
湖畔には、小野川湖畔の家キャンプ場があって…
カヌーが楽しめたり…
水が綺麗で魚も多いので、スモールマウスバス釣り、氷上ワカサギ釣りの名所になっています。
近くには、落差40mの小野川不動滝があります。
小野川湖に流れ込む小野川を、不動滝までシャワークライミング(沢登り)してみましたが、水はきれいだしとても気持ちよかったですよ!
小野川湖畔でビバーク
さて、今回取材させていただいたキャンプイベントでは、小学生が湖畔でビバークするというので、僕も小学生たちと同じようにビバークにチャレンジしてみました。
湖畔から森へと入って平らな場所を探します。
いい場所を見つけた!と思ったら…
10センチはあろうかというヤマナメクジを発見。
アズマヒキガエルも現れました。ここはキャンプ場ではなく、森の中なんだなというのを実感します。
そして、場所を決めたら、ブルーシート1枚とロープ1本で今日の寝床を作ります。
まずは、2本の木にロープを結びます。
片方はもやい結び、もう片方はバタフライノットを使って、ロープをピンと張ります。
そこにブルーシートをオムスビ型に吊るして…
雨が降っても、水がブルーシートの下を流れるように、折り込んで完成。
日が沈むと、湖畔に星空が広がり、蛍が飛び始めました。
そんな景色を堪能したら、今夜はブルーシートの我が家で就寝です。
ヘッドライトを灯して就寝準備をしていると…どんどん我が家に虫が集まってきました。
それもそのはず。テントとは違って、2方向が丸空きなので虫がどんどん入ってくるのです。
小さい虫は我慢するとしても、カマドウマが入ってきたときにはさすがにゾッとしました。苦手なんです、カマドウマ。
…とは言っても、もうどうしようもありません。
追い払って、ライトを消して、もう入ってこないことを願って寝たのでした。
初ビバークで感じたこと
組み立てるだけのテントとは違って、野営ではロープワークを駆使したり、その辺にある石や木を上手く使って、自分でいろいろ工夫する余地があるのが楽しい。
自然とも(虫たちとも)近いので、その分、楽しみもあるし、リスクもある。また自然や生き物についてもっと知りたくなる。