赤ワインです。
2016年の初釣りは、冬の風物詩「氷上ワカサギ釣り」でした。
氷上ワカサギ釣りのメジャーポイント「松原湖」へ
氷の張った湖に穴をあけて糸を垂らす、氷上ワカサギ釣り。この釣りはどこでもできるわけではなく、安全に釣りができる湖は限られてきます。今回僕が向かったのは、去年と同じ長野県の松原湖です。
「松原湖」と言っても、実は松原湖という名前の湖はなくて、あるのは大月湖、猪名湖、長湖の3つの湖。そのうち最大の猪名湖を一般的に松原湖と呼んでいます。
例年、12月中旬頃にまず長湖が結氷して、松原湖(猪名湖)が結氷するのは年明け頃なんだそうです。去年は1月中旬にはすでに松原湖で氷上釣りができたんですが、今年、僕が釣りに行った1月16日は暖冬の影響で松原湖はまだ十分に氷結していなくて、長湖の一部エリアだけが解禁されていました。
というわけで、今年は松原湖よりも狭い長湖での釣りです。
それでも土曜日ということもあって朝6時半のオープンを待ってたくさんの方が並んでいます。地元のワカサギ達人と思われるオジサマ方はもちろん、ファミリーや、大学生グループまで、いろいろな人が冬の風物詩を楽しみに来ています。
オープン時間とともに順番に、氷が張った湖に足を踏み入れていきますが、エントリー口が狭いので僕らが入るまでは時間がかかります。
オープン時間になるとまだ陽は出ていないものの、だんだんと明るくなって、景色が見えてきました。去年の松原湖は一面雪景色だったんですが、今年は雪は全くなし。(僕が行った数日後に雪が積もったそうです)
氷の上に雪が積もっていると滑りにくいのですが、雪がないと湖はまるでスケートリンク。つるつると滑るので、軽アイゼンやチェーンスパイクなどが必須です。
普段は雪山登山で使っているアイゼン…今シーズンはワカサギで先に使うことになるとは…。
氷は薄くて10センチちょっと。陽が高くなってくるとだんだん氷が溶けてきて、あちこちから音が聞こえてくるんです。ミシミシとかパチパチではなくて、ポンポン、ピュンピュン音がするんですよ。SFの安いっぽいビームの音みたいな。
今回はFactory-bの石井さんがいろいろ道具を用意してくれたのでとても快適。日差しが届くようになるとテントの中はポカポカで、釣れない時間は眠くなるくらい。僕の正面で釣りをしていた釣りアイドルの鈴原ありさちゃんが言うには、僕はウトウトしながら誘いをかけていたそうです(笑)
そうそう、道具も新調。
DAIWAのワカサギリール「クリスティア」、Factory-bの穂先も買いました。
朝一番は、仕掛けを落としたとたんにアタリがあって、ポツポツ釣れだします。サイズは5センチほどが多いので、ハリもエサも小さめが良さそうです。
たまに10センチくらいのもまざります。
ところが、朝8時を過ぎるとアタリはぱったり…。
なんと僕はモタモタしたりウトウトしたりしていたのでたった2匹、一緒に行った釣りアイドルの鈴原ありさちゃんは、時合いを過ぎても、コツコツと続けて12匹。
この日長湖に来ていたDAIWAのテスターさんは199匹も釣ったそうです。ワカサギ釣りは場所によって釣果に差が出やすいと言っても、199匹はもう別次元です。
Factory-b石井さんによると、今日のような渋い時は、ワカサギもあまり泳がず、ホバリングしながらエサをついばむことが多いのでゆっくりとききあげながらアタリをとるのがいいらしいです。
やっぱりどんな釣りでも渋い時ほど引き出しの広さがモノを言いますね!
湖上で食べるワカサギ料理
さてさて、釣れたワカサギはその場で調理。
去年は、唐揚げにして食べましたが、油は容器にうつして持ち帰るなどの処理が面倒なので、今回は違う料理にしてみました。
「ワカサギのバターソテー~レモンバターソース~」。
これなら大量に油を使うこともないですし、フライパンにバターが残ってもソースにしちゃうので大丈夫。
バターの香りが食欲をそそり、サクッとした食感に、レモンのさわやかな酸味。やっぱり釣りたてのワカサギは臭さもなくて美味しいですね!
作り方はともて簡単なんですが、詳しくはガルヴィ3月号(2月10日発売)に掲載予定です。
今回の釣りの写真も満載なのでお楽しみに!