赤ワインのアウトドア日記

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アウトドアにまつわるエトセトラ

初めてにして集大成!メイドインジャパンブランドfinetrackのテント「カミナドーム」

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赤ワインです。

アウトドアシーズン開幕を前にして、各アウトドアメーカーが2016年最新アウトドアギアがお披露目する展示会が続々と開かれています。
僕もいろいろな展示会を回っているので最新ギアを少しずつ紹介していこうと思いますが、今回はアウトドア好きの間で話題となっていたfinetrackのカミナドームを紹介します!

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finetrackというブランドをご存知ですか?

登山をする人なら知っていると思いますが、finetrackはメイドインジャパンにこだわって、日本の繊維技術を生かした独自素材で革新的なウェアやギアをリリースしているメーカーです。

僕の周りでは登山に限らずSUPなどでも愛用者が多いブランドですが、皆が口をそろえて言うのは「独自素材の生地を生かした機能性が素晴らしい」ということ。

そんなfinetrackが初めてテントを出すらしい…となると、いったいどんな生地を使ってくるのか?それによってどのくらい軽量化できるのか?…と話題になっていたわけです。

そして、先日の展示会でお披露目となりました。

カミナドームのスペック

カミナドーム」と名付けられたこのテントは、4シーズン対応の軽量山岳テント。

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重量はクロスポールの自立タイプでダブルウォール仕様の4シーズンテントとしては軽量で、1人用の カミナドーム1がインナー、アウター、ポールの最小重量で1,120g。
ガイライン、ペグ8本、収納袋を含めた総重量で1270g。
2人用の カミナドーム2では、最小重量1280g、総重量1430gとなっています。

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finetrackこだわりの独自素材

ビックリしたのは生地です。

フライは15デニール、インナーに至ってはわずか7デニールという極薄の高強力ナイロンを使ったオリジナル生地を採用しています。

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デニールという単位はあまり馴染みがないかもしれませんが、絹糸やナイロンなどの太さを表す単位で、糸の長さ9000m当たりの重さのこと。
1デニールなら9000mで1gの糸ということになります。

よく女性用のパンストの表示でデニールを見かえると思いますが、10デニール未満だとかなり薄手のストッキングです。

7デニールというと、アウトドアギアでいうと最新の超軽量レインウェアと同じくらいというと、なんとなくイメージが沸くでしょうか?

テントの場合はレインウェアと違って生地をピンと張り、強風を受けることもあるので、こんなに薄い生地で大丈夫なのか?と思いますよね。

そこで、この極薄な生地で十分な強度を保つために、まるで骨格のように張り巡らせているのがfinetrackのツエルトシリーズでも使われているダイニーマテープ

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ダイニーマは、クライミング用のスリング、防弾チョッキなどにも使われるほどの高強度の素材。

このダイニーマを平らなテープ状に加工するのはfinetrack がツエルトの開発で生み出した独自の技術。
極薄の生地の強度を保ちながらテープを縫い付けるには繊細な縫製技術も必要です。
まさにfinetrack がこれまでの培ってきた技術の総決算として、満を持して登場したテントと言えます。

軽いだけじゃないカミナドーム

これだけ薄い生地を使っているなら、1kgを切ってもおかしくないのでは?と思うかもしれませんが、それは軽量化だけにこだわっていないからです。

快適な居住空間と耐久性、そして、「創り手が遊び手」というコンセプトのfinetrackらしいユーザー目線に立った細部へのこだわりが詰まっているのです。

一つ例をあげれば、このジッパー。

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あえて重量が増しても凍結に強いジッパーで、荒天時の出入りが楽なダブルスライダーを採用しています。

発売は3月ということなので、もうすぐいろいろな場所で実物に触れる機会もあると思います。

気になる方はぜひ自分の目で確かめてみてください。

もっと詳しいスペックはメーカーHPをチェック。

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