赤ワインのアウトドア日記

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アウトドアレポート

高所恐怖症!?ビビリな僕がパラグライダーに初挑戦@朝霧高原

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赤ワインです。

今回は、高いところが怖い僕が、空を飛んでみた話です……。

鳥のように大空を自由に飛べたらなぁ…。という夢は多くの人が一度は抱きますよね。それを実現してくれるのが、パラグライダー

これまでプライベートや取材でいろいろなアウトドアアクティビティーを体験してきた僕ですが、パラグライダーは未経験。
実は、お恥ずかしいことに、高いところが苦手
東京タワーの下が見えるガラスの床でも身がすくむほど。大きな外岩でクライミングをする時は、絶対に下を見ないようにして乗り切りました…笑
バンジージャンプは怖すぎていまだに未体験ですが、たぶん飛べません笑。
高所恐怖症なの?と聞かれますが、高所恐怖症というより、ただの「ビビリ」。スノーボードのキッカーでもへっぴり腰になりがちです。

そういったわけでパラグライダーも今まで避けてきたのですが……ついに来ました。アウトドア雑誌GARVYから「パラグライダーを体験してきて」というオファーが。
正直少し悩んだのですが…チャレンジを決意しました。

アウトドアの楽しみの1つが非日常感だとしたら、その最たるものがパラグライダーでしょう。
エンジンなどの動力を一切使わず、風の力だけで3次元で自由自在に飛べるパラグライダーは、自然との一体感を感じられるとともに、非日常感を楽しめる人気のアウトドアアクティビティー。
自分の中で何かが少し変わるような気がして、初チャレンジすることに。

ちなみに、今回は、スカイスポーツで利用できる「上空用チャンネル」を搭載しているデジタルトランシーバー「VXD1S」をパラグライダーで使ってみるという取材。その内容は、GARVYPLUSに掲載されているので是非ご覧いただくとして、そこには書ききれなかったことを、このブログで書いておきたいと思います。

パラグライダーの聖地:朝霧高原へ

向かったのは、スカイスポーツのショップが立ち並ぶ朝霧高原エリア
1年を通して安定して風が吹くためスカイスポーツの聖地となっていて、目の前に大きく富士山が見える抜群のロケーションで楽しむことができるのが魅力です。

今回お世話になったのは、アサギリ高原パラグライダースクールさん。
操縦はインストラクターにお任せして、初めてでも高高度からの景色を満喫できるという「タンデムフライトコース」に参加します。

アサギリ高原パラグライダースクールのクラブハウスで服装などの準備を整えたら、スタッフの方が運転する車で山の麓にあるステーションへ。そこから小さなモノレールのような乗り物に乗り込んで急斜面を登り、標高約1200メートルの場所にあるテイクオフ(パラグライダーが飛び立つ場所)へ。地上のクラブハウスはとても小さく見えます。

飛び立つ場所は断崖絶壁なのかと思いきや、緩やかな山の斜面。この場にいるだけで足がすくむという感じはありません。
とはいえ、ハーネスなどの装備を整えて、いざ飛ぶぞ!というまでの展開が予想外に早くて、気持ちの準備が整わず…。まずは、今回、一緒に取材に来た編集長が先に飛ぶことに。

少し走るだけでフワッと飛び立って行った編集長。飛び降りるバンジージャンプやスカイダイビングに比べたら、思い切りは必要なさそうと一安心。

そして、いよいよ僕の番がやってきました。

空へと飛んだものの、困ったことが…

インストラクターの指示で、まずは前に2歩、3歩と踏み出します。すると、キャノピーが風を取り込んで膨らみ、体が後ろに引っ張られます。
続いて、さらに前に数歩進むと、フワッと浮き上がって足が空を切りました。
足が地についていない不思議な感覚を味わうと同時に、次の瞬間にはもう空を舞っていました。

パラグライダーには動力がないのでとても静か。
風の音がしているのかもしれませんが、渓流で釣りをしていると意識しないと川の音が聴こえなくなるように、風の音は意識しないと存在を忘れる感じ。

上昇気流にあたると、フワッと浮き上がって視界が一気に変わり、気が付けば、かなり高い場所を飛んでいます。
着地点からは500~600メートル上空を飛んでいるとのこと。

インストラクターの方がうまくコントロールしてくれるので揺れもなく、いろいろ話しかけてくれるので安心感もあって、空を飛んでからの恐怖感は思ったよりもありません。
に。

その代わりに困ったのは「乗り物酔い」。

飛び始めてフワッと浮いた瞬間から、すぐに酔いそうな予感が…。
まるで大きなうねりで船がフワッと浮いた感じになる時のような感覚です。
実は、パラグライダーでは体が三次元に動きながらも、視界はあまり変わらないので、そのギャップで乗り物酔いをする人が多いのだとか。
心配な方は、飛ぶ前に酔い止めを飲んでおいた方が良さそうです。

ただ、逆にその三次元の動きが、前後左右にしか進めない陸上と違った非日常の世界です。

地上の牛は蟻んこのように小さく見えて、空を飛ぶトンビも上から見下ろす感じ。
ちなみにトンビは、上昇気流の場所を教えてくれる空の師匠なんだそうです。
鳥山を見つけて魚の場所を知る釣り人みたいで面白いですね。

今回のタンデム飛行は5~10分ほどで、あっという間に終わって無事着陸しましたが、上昇気流を捕まえることで何時間も空を飛び続けることができるんだとか。

パラグライダーは秋から冬にかけてベストシーズン。
特に冬は眼下に白銀の世界が広がったり、空気が澄んで富士山はもちろん駿河湾や伊豆半島まで見渡せるそうです。
もちろんSNS映えする写真もばっちり撮れます。チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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