赤ワインのアウトドア日記

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アウトドアレポート

大漁!!千葉県・館山で定置網漁を体験!

更新日:

赤ワインです。

館山で観光定置網&釣りを楽しんできました!

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初めての千葉県・館山

東京の隣の千葉県に、こんなキレイな海があったんですね!

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ここは、千葉県の館山市の「坂田(ばんだ)漁港」。

僕は東京都内に住んでいますが、
FMヨコハマで仕事をしていたこともあって、
海と言えば三浦半島・湘南・伊豆方面に遊びに行くことが多くて、
千葉には、一度サーフィン&釣りで東浪見&太東に行ったくらい。

館山に行くのは初めてです。

「館山に一緒に遊びに行きませんか?」
とキッカケをくれたのは、千葉に住んでいる友人ファミリー。

誘ってくれたのは嬉しいんですが、
お誘いがあったのが、前日の夕方…。

もうちょっと早く誘ってよ~!と思いつつも、
急いで準備をして、
終電で友人ファミリーが待つ千葉方面へと向かいました。

水がキレイで、思わず泳ぎたくなるかもしれないので
水着を持ってくるように…とのこと。

旅は基本的に自分で計画を立てる僕ですが、今回は完全に人任せ。

いったいどんな旅になるのでしょうか。

館山で定置網漁を体験

都内から終電で、友人ファミリーが待つ津田沼駅へ。

そこから車で1時間半くらいでしょうか。

暗闇に包まれた漁港に到着し、1時間ほど車内で仮眠。

目が覚めると…

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素晴らしい朝焼け。

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早起きは三文の得と言いますが…
何かのためにがんばって早起きしているのではなくて、
雄大な自然の時間の流れの中で、その一部として自分も目覚めている感じ。
アウトドアでの朝って、その感覚が本当に気持ちがいいですよね。

そして、目覚めたばかりの僕らを待っていたのは…

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朝早くから漁船で漁の準備をする漁師さんです。

そうです。

今回の旅の最初の目的は、「観光定置網」での漁業体験です。

9月上旬に「大漁旗タオル」を発売する僕ですが、
「それなら実際に漁に出ないと!」ってことで誘ってくれたのでしょうか?

考えすぎかな?

さて、定置網漁とは、
文字通り海中の定まった場所に網を設置して、
回遊する魚群を誘い込むことで漁獲する漁です。

網は一度中に入ると外には出にくい、
迷路のような構造になっています。

館山は太平洋の黒潮と湾内の潮が複雑にぶつかり合って、
日本有数の好漁場と言われていて、
定置網漁は、昔から地元漁師に伝わる伝統漁法なんだそうです。

そんな定置網漁を申し込めば誰でも見学できるんです。

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さっそくカッパとライフジャケットを借りて、漁船に船に乗りこみ…

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朝5時、沖に設置してある網に向けて出航です!

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海を見る漁師さん…かっこいい。

定置網は港から出て5分ほど。あっという間に着いちゃいます。

着いたら漁師さんがさっそく作業を開始。

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いろいろなロープを引っ張ったり離したりして、
魚が追い込まれている場所をどんどん狭めていきます。

この作業の間、僕らは邪魔にならないように、
足元のロープに気をつけながら見学。

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そして、網がだいぶ狭まって魚が見えてきた頃に、
網を狭めていく作業を手伝います。

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すると…いるわ、いるわ!お魚が!

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マダイ、コショウダイ、ワラサ(ブリ)、ソウダガツオ、ウリボウ(イサキの子供)、ヤリイカ…。

定置網は、常に同じ場所に仕掛けてありますが、
どんな魚が獲れるかはその時次第です。

魚がある程度集まってきたら網の中で飛び跳ねる魚を、
玉網ですくっていきます。

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まずは高値で売れそうな魚、いわばエリート達を個別にすくって、
イケスに入れて、泳がせておきます。

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魚をなるべく傷つけずに生きたまま水揚げできるのが定置網の魅力。

イケスで泳がせたまま港まで持ち帰って、すぐに活き締めにすれば、
より美味しく頂けるんですね。

残った魚は…

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巨大な玉網を入れて、根こそぎすくっていきます。

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途中、あふれてしまったヤリイカを僕らにくれました。

せっかくなので、まだ生きているヤリイカを手で捌いていただくと…
甘みが強くとても美味しい!

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そして、あっという間に漁は終了し、港へと帰ります。

おい!ちょっと待てよ!
…と追いかけてきたのは鳥たち。

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網の中で死んでしまっていた魚や、
船の上に転がっているお魚など、
おこぼれをもらおうと船を追いかけてきます。

どうやら子供たちがこの鳥たちにお魚をあげるのが、
観光定置網のお決まりの行事のようです。

「おれはお前らに魚はやらないぞ!」

そういうふうに見えたのでしょうか?

近くにフンを落とされました。

獲れた魚は買うこともできる!

獲れた魚は、船から港に降ろして…

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魚の種類やサイズで仕分けされます。

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この定置網から直接、魚を仕入れている料理人の方も来ていて、
漁師さんたちが仕分けた魚の中から選んで、その場でしめていきます。

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この日は、イナダ、マダコ、コショウダイなどを仕入れたようですね。

お店ではどんな料理で出すんでしょうか?

これだけ新鮮だとやっぱりお刺身でしょうかね?

ちなみに、見学乗船の後は、獲れたての新鮮な魚を
浜値で買うこともできます。

人数が集まれば、一網丸ごと全部購入することもできるそうですよ。

もうすぐ夏休みも終わりですが、
釣りやお魚が好きなお子さんの自由研究にもいいかもしれませんね。

館山市坂田漁港「やまと丸」の観光定置網、
体験料は、大人1500円、小学生1000円、幼児500円。

事前の予約が必要で、
季節によって出航時間が異なり、
季節風が強く吹く12月から2月は体験できません。

(問)観光定置網 やまと丸 TEL: 0470-29-0025

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船釣りやシーカヤックを楽しんでいると良く見かける定置網。

定置網のブイを見かけると、危険防止のためあまり近づかないようにしますが、
「定置網の近くは魚が多くて釣れそうだなぁ」なんて思っていました。

そんな身近なようで意外と知らない定置網漁。

どんなふうに漁がおこなわれていて、どんな魚が獲れるのか、
目の前で見ることができて、貴重な体験となりました。

さて、定置網のお魚を見てテンションが上がった後は…もちろん…。

次回(熱帯魚釣り編)へと続きます。

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