さっそく深海イカに出会う!「深海バスターズ1」レポート| 赤ワインのアウトドア日記

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さっそく深海イカに出会う!「深海バスターズ1」レポート

公開日: : 最終更新日:2014/02/17 多目釣り(釣行記), 深海バスターズ

 これは、魚釣りに魅了された男たちが
「古代魚、未知の魚との出会い」というロマンを求めて、
「深海」へと挑戦するドキュメンタリーである。

ちょっと大げさにスタートしましたが…
どうぞ、中島みゆきさんの曲を聴きながら読んでいただければと思います。

あ、どうも釣り人の赤ワインと申します。

プロジェクトZとは…

FMヨコハマのアウトドア番組「ザバーン」。

この番組の企画で、
「100目釣り」、「200目釣り」にチャレンジして、
釣りを通して、たくさんの魚と出会って来ました。

このチャレンジを通して感じていたことは、
僕たちの身近にある海や川に、
普通に暮らしているだけでは気づくこともないかもしれないような生き物が、
本当にたくさん棲んでいるということ。

ちょっとした自然環境の変化で、見られる魚が変わったり、
水質などの変化で減ってしまった魚がいたり、
逆に温暖化の影響で北上が進んでいる魚がいたり
…ということにも気づきました。

そして、このチャレンジを続けていて、
新しい魚と出会うことが、
釣りにおける一番の楽しみになってきました。

そんな僕らザバーンの活動を見て、
小網代の船宿「丸十丸」の小菅船長が企画してくれたのが、
今回のプロジェクト「プロジェクトZ ~深海への挑戦者たち」
通称「深海バスターズ」。

まだまだ未知の生物も多いと思われる深海世界で、
古代魚やレアな魚を狙って、ロマンあふれる釣りをしよう!という企画です。

深海と言うと、遠い世界のように感じるかもしれませんが、
小菅船長が教えてくれたのは、
実は、城ケ島のすぐ南には、
水深500mを超える「東京海底谷」と言われる
深海生物の楽園があるということ。

IMGP6198

この「東京海底谷」を、釣りで狙う人は少なく、
どんな魚が釣れるかは、未知数ですが、
ゴブリンシャーク=悪魔のサメという異名をもつミツクリザメ、
まるで巨大なオタマジャクシのようなサメ「メガマウス」、
さらには、古代から形を変えず脈々と生き延びる希少種などが棲んでいるそうで、
もしかしたらあのダイオウイカや、
まだ誰も知らない新種の生き物に出会えるかもしれないんだそうです。

今回このプロジェクトで目指すのは、
こんな古代魚や新種の生き物を釣り上げること。

もちろん釣って楽しむだけではなく、
貴重な資料が採取できた場合には、
大学の研究者の方や、水族館の方にも連絡し、
研究にも役立てていただく予定です。

強力なサポート体制でスタート!

今回のプロジェクト…
まだ誰も狙っていない未知の魚に挑むといういことで、
たくさんの方の協力が必要となってきます。

IMGP6204

まずは、まさしく今回のプロジェクトの「道しるべ」となってくれる
3D GPSプロッター(海底の地形が3Dで見られる最新鋭の船のカーナビ)を
KODENさんが。

DSCN0283

DAIWAからは、最強のリール「マリンパワー」。

マグロ釣りの時も活躍し、100kgのサメまで釣ることができました。
(なんと200kgまであがるそうです。)

VARIVASからは、PEライン。

美咲からは 深海魚用の仕掛けを。

…などなど、このプロジェクトに夢やロマンを感じてくれた
数々のメーカーが協力してくれています。

他にも、東大の三崎臨界実験所、京急油壺マリンパークの皆さんには、
貴重なアドバイスをいただいています。

道具、エサ、すべてが試行錯誤

今回は未知の世界に挑む釣り。

どんな魚がいるのか、
その魚を釣るにはどんな仕掛けで、どんなエサがいいのか、
匂いで誘うのがいいのか、光に集まってくるのか、
全てが初めてのこと。

狙う人がいない魚を狙うため、
試行錯誤しながらの釣りになります。

ぼく赤ワインも、未知の魚と出会うため、
深海魚の本を読みながら初めて仕掛けを自作しました。

IMGP6191

丸十丸の小菅船長はこんなものを自作していました。

IMGP6199

深海に仕掛けを沈めるために使うオモリ(なんと2kg!)なんですが、
イカ釣りに使う「鉛スッテ」が結びつけてあって、
これで、深海の海底から海草など資料になるものを採取しようという作戦。

題して「ポチ持って来い」作戦です。

さらに、エサも小菅船長が工夫をこらしてくれました。

IMGP6192

光が届かない深海世界では、匂いで魚が寄ってくるのでは!ということで、
匂いが強いマグロの血合い。

IMGP6193

サバは、1日室温に置いて、少し匂いが出るように。

IMGP6194

イカも、匂いを出すために、肝とあえて、塩辛風に。

さぁ、準備も万全と言うことで…

いよいよ深海バスターズ出航!

11/14(木)、準備も整い、ついに第1回の出航の日がやってきました!

遠く冠雪した富士山も見える快晴で凪。

IMGP6202

メンバーは、小菅船長のもと、
釣り人は、ザバーンDJ井手大介と僕、そして、丸十丸常連のサカイさん。

DAIWAの大川さんがサポートに、
そして、釣場速報=つりそくの石垣さんが取材に来てくれました。

IMGP6196

深海の魚を追い求めて、海底地図を見ながら
今日探るポイントを確認する一同。

まるで探検気分です。

今回狙うポイントは、
今まで小菅船長も狙ったことがなく、何が釣れるか分からないポイント。

まずは、東京海底谷の入り口近辺600m~300mのカケアガリ、
そして、相模湾の海底山脈になっている辺りを狙います。

IMGP6198

海図で黄色いマーカーがしてあるあたりです。

深海へ仕掛けを投入!

ポイントに到着して、船長が海底の地形を確認。

船長の指示で、順番に仕掛けを投入していきます。

IMGP6207

1回めの仕掛け投入からアタリらしき反応が。

オモリが2キロととても重いので、小さいアタリは分かりにくいのですが、
竿先が時折不自然な動きをしているので、多分アタリだと思われます。

ここで、迷いが生じます。

1匹食ったところで確実に釣り上げるのか、
針は10本以上ついているので、もっと食わせるのか。

深海釣りは、仕掛けの投入と巻き上げにとても時間がかかるので、
仕掛けを落とせるチャンスは、多くても1日で10回ほどしかありません。

ここは欲張って、仕掛けを沈めたまま「追い食い」を待つことに。

そして、追い食いがないうちに船長から「あげてー」の合図。

500m近い海底から仕掛けをあげてみると…
最初にアタリがあったはずなのに、1匹も魚がついていません。

完全に裏目に出ちゃいました…。

 

続く2回目の投入では、全くアタリを感じなかったので、
特に期待もせずに巻きあげてみると…

IMGP6212

なんと!!イカの切り身を掴んだままイカが上がってきました。

遠くから見ていた船長は、「スルメイカじゃないか?」と。

でも、よく見てみると、スルメイカよりも足が長い。

うーん。セクシーショット♪

IMGP6214

しかも、2本の触腕の先が吸盤ではなく、爪のようになっています。

京急油壺マリンパークのスタッフの方に調べてもらった結果、
「カギイカ」という深海にすむイカであることが判明しました!

やっと釣り上げた1匹が深海らしいイカで一同のテンションもあがります。

ところが、その後は、
サポートのサカイさんに大きなあたりがあったもののバレてしまったり、
エサのサバが食いちぎられていたりはしたんですが、
深海からの魚を釣り上げることはできませんでした。

300mあたりでは、魚の反応も多いものの…

IMGP6219

500mともなると魚の反応が一気に少なくなってしまうんですよね。

潮が全く動いていないのも、魚の食いに関係するようで、
今日のコンディションはなかなか厳しい様子。

もうそろそろタイムオーバーという時に、
「せめて美味しいお土産でも釣ってほしい」…という船長の優しさもあって
キンメなど根魚釣りのメジャーポイントである「沖の瀬」へ。

今まで狙っていた、未知のポイントに比べると、
さすがメジャーな釣り場なだけあって、アタリが多い!

ここでは、今までアタリがなかった井手君が…

IMGP6223

目追加となるユメカサゴと…

IMGP6224

前に釣った時に塩焼きにして超絶美味しかったという
クロシビカマス(通称スミヤキ)を釣り上げました。

今回の企画の趣旨からはずれてしまいますが、
朝から沈黙が続いていた竿に美味しい魚がかかると、やっぱり嬉しいですよね!

最後にしっかり楽しませてもらいました。

 

さぁ、釣果としては、今回はこれだけで、
次回に向けた課題が浮き彫りになる釣行だったわけですが…
大成功したのは、小菅船長考案の「ポチ持って来い作戦」。

2kgのオモリにつけたスッテ(イカ釣り用のルアー)で、
深海の海底から何かしら採取しようという作戦です。

IMGP6226

こちら…井手くんが水深300mからポチで採取した
ウミシダの仲間、ヒドロ虫の仲間。

東大の三崎臨界実験所の先生に見てもらったところ、
「ぜひ資料として譲ってほしい」ということだったので、
きっと何かの研究に役立ててくれることでしょう。

IMGP6227

「プロジェクトZ ~深海への挑戦者たち」 深海バスターズ。

もちろんこれでは終わりません。

今回の経験をかてに、さらにパワーアップして再び深海へと挑む予定です。

ちなみに、今回釣れたユメカサゴとクロシビカマスは美味しい魚ですので
井手くんが美味しく食べたようですが、
カギイカは、ネットで調べても、全然食べたという話が出てこない…。

文献によると「硬くなり美味ならず」と書いてあったので、
食べられないことはなさそうで、魚介パスタにしてみました。

IMGP6238

残念ながら美味ならず…。

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  • アウトドア遊び人「赤ワイン」として
    アウトドア雑誌やWEBの編集・ライター・フォトグラファー、
    アウトドアイベントのプロデュースを手掛ける。
    FMラジオのディレクターとして
    FMヨコハマのアウトドア番組「The Burn」を
    立ち上げから9年半担当し、アウトドア業界に転身。
    得意ジャンルは、釣り、キャンプ、登山、アウトドア料理。
    多目釣りで今までに240種以上を釣り上げ
    アウトドア雑誌GARVYにて「旬魚大全」連載中。

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