マルチアングラー赤ワインです。
尺(30センチ)を超えたら大きい部類に入るマアジですが、実は40センチを超えるギガアジ、さらには50センチを超えるテラアジが釣れるって知ってました?
そんな巨大なマアジを「アジング」で狙うため、長崎県の「壱岐島」に行ってきました
アジングの聖地「壱岐島」
壱岐島は、九州の北、玄界灘にあって、九州と対馬の中間に位置する島。
福岡市の博多港から高速船ジェットフォイルで約1時間、料金は片道4220円ほど(調整金により変動あり)。
離島ならではの魚影の濃さと、ダイナミックな釣りが楽しめるのが魅力で、地元の人が「ヒラス」と呼ぶヒラマサ、「アラカブ」と呼ぶカサゴ、「ミズイカ」と呼ぶアオリイカなど、いろいろなターゲットが狙えます。
なかでもYoutubeで人気の釣り番組「釣りよかでしょう」の影響で一躍有名になったのが、ルアーでマアジを狙う「アジング」。
陸っぱりでも40センチ以上の通称「ギガアジ」、ときには50センチにもなるという「テラアジ」も釣れるとあって「アジングの聖地」になっているんです。
事前に地元のアジング達人(釣りよかでもお馴染みのあのアジ神様)に聞いた話では、この時期はデイタイムに某堤防からギガアジが狙えるとのこと。期待に胸が高まります。
壱岐島でさっそくアジング
博多港を15:45に出港し、1時間で壱岐島に到着。
ホテルに荷物を置いたら、居てもたってもいられず釣り場を目指します。
ポイントは高速船が到着した港の近くで、水深は3~5mといったところ。
アジの反応はありませんが、足元の根周りまでワームを泳がせてくるとさっそくアタリが!
ナイスサイズなアラカブ(カサゴ)です。
そして、現地の人がオキアラカブと呼んでいたオニカサゴ属の一種が釣れました。
オニカサゴ属は判別が難しく……現在調べているところです。
日が暮れる前に釣れたのはこの2匹だけでしたが、辺りが暗くなるとアジが釣れだしました。
まずは15センチの南蛮漬けサイズ。
続いて20センチのアジフライサイズ。
アタリは頻繁にありますが、釣れるサイズは20センチまで。ギガアジが狙えるという明日のデイタイムの釣りに備えて、今日はここで切り上げ。
釣れた魚を持って、料理をしてくれるお店を探しに行きました。
壱岐のマアジを地元漁師料理で
何軒目かでやっとOKをもらえたのが大衆割烹料理の「太郎」さん。調理をしてくれる大将が釣り好きで、魚を喜んで料理してくれるだけでなく釣りのポイントまで教えてくれました。
アジは地元の漁師料理だという「背ごし」に。アジを薄~い輪切りにして背骨ごと食べるお刺身です。
これをちびちび食べながらお酒を飲むのが最高。
実は、壱岐島は「麦焼酎発祥の地」と言われていて、地元のお酒ともとても合うお味でした。
アラカブ(カサゴ)とオキアラカブ(オニカサゴ属の一種)は、煮付けと唐揚げに。
特に煮付けは身がぷりっぷりで本当に美味しかったです。あまりに美味しかったので次の日の夜もこのお店で飲ませていただきました。
ちなみに、料理してくれた大将はこの看板そっくり(笑)
壱岐名物のアレに阻まれ…
そして、次の日、楽しみにしていたデイタイムのアジングへ。
アジ神様に教えられた堤防に向かいました。
ギガアジを狙えるチャンスということでに、大いに期待していたのですが……なんと強風に阻まれてまともに釣りが出来ず。
実は、壱岐島は「春一番発祥の地」で、風が強いことで有名なのです。
風裏になるポイントを探して移動もしてみましたが、結局、釣ることはできず…。自然には勝てませんね。
残念ながら今回はギガアジを釣ることはできなかったのですが、ステキな旅の出会いもあって、とても楽しめた釣行でした。
いつかまたリベンジして、釣れたギガアジを「太郎」に持ち込みたいと思います!